from モルディブ ソレイユで赤道越えにトライ! by鈴木希与子

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皆さんこんにちは、BLUE”K”SAFARIのきよこです。
宜しくお願いします。
3月10日から「ソレイユ」の赤道を越えサファリに行ってきました。
Dコミュの皆さんから「ブルーシャーク2」の話を聞き、
久しぶりに私も赤道に言いくぞ!と行く気満々。
始めは風もなく海はべたなぎ。
2週間なので、最初はラスドゥ、アリアトールからダイビング。
ハンマーを見た後に行った沈船のポイントは最近は続けてマンタが来て、
まるで宇宙戦艦をマンタ形の宇宙船が回っているような風景が見れました。
その後も数日良い天気は続きジンベイも遭遇してお客さん全員が目撃。


その頃から風が吹き始めました。
これからが南下コースなのに大丈夫か?
ファーフを潜り、ミームアトールへ。
3月だしすぐに回復するであろうと思っていたのに、
風はさらに強くなり、船の揺れで椅子が倒れたり、物が下に落下、外は暴風雨!
こんな時期になぜ?
この日はこれ以上の南下は危険と判断、
ミームアトールに停泊、夜はかなり揺れた。
この後のポイントはほとんど東側のチャネル。
なのに風はすでに雨季の西風。
環礁の内側では流れと風がお互いにぶつかりあい大きな波を作っている。
ドーニに近づくのもかなり大変です。
ヨーロッパ人のゲストはシニアの方が多かったが
日本人より体力があるようで、なんとか船に上がってくる。
私は娘が二人心配なので天気が悪い時は
もう潜らなかった(ほとんど潜ってないということです、トホホ)。
でも長女はパパと一緒にドーニに乗って行きたがる、
パパもスタッフがいるし大丈夫といって連れて行き、
ボートが大きく揺れるときは後ろに置いてある300キロ以上はあるコンプレッサーの上に椅子をはめ込んで座らせていた。
それはどう見ても倒れないように見えたが、
娘が乗らなかった日のダイビングの最中
なんと2台あるコンプレッサーがドミノ倒しのように波で倒れたのだ!!
娘が乗っていたら最低でも怪我をしていただろう。
いやー運が良かった。
もう波があるときは絶対乗せない。
その後も風は吹き続け、夜の長距離の移動は危険なので昼間の移動となり、
ダイビング本数も1日2本しか潜れない日が続いた。
なんとかガーフ環礁までたどり着き、そこで有名なチャネルをいくつか潜った。
流れはあまりなく、透明度もよくないが、サメの大群やマダラトビエイ、カジキなどを見た。
その後も晴れているが強風。
ガーフから出られなければ赤道は越えられない。
最終日3日前。
早朝試しにガーフからアッドゥに向かってみる。
揺れる!
オエッ、船酔いだ!!
これは寝ていないとまずい。
部屋に戻り横になっていた。
しばらくするといろいろなものが倒れる音が聞こえ、海を見ると、すごい波、また波。
ヒエー! これはやばいのでは!!
水平線を見ると船は45度以上傾いたりしている。
旦那に言うとキャプテンが大丈夫なら大丈夫、との返事。
まあそうだけど、オエッ気持ち悪・・・。
1時間45分も経った頃、キャプテンから駄目だ戻る、という電話。
それからガーフへ逆戻り、ゲストももうアッドゥまで行かなくてもよいとのことで、
赤道越えはあっさり断念。
私はすごく赤道を越えてアッドゥに行きたかったなー
と未練たらたらですが。
自然にはかなうわけもなく、転覆するよりはましだ
ということで、ガーフで最後まで潜ることに決定。
国内線もアッドゥからガーフに寄ってもらうように変更した。
翌日はダイビングの最終日、風はこれなら渡れるくらいに穏やかになっていたのでした。ちゃんちゃん。
大体そういう落ちですね。
それにしても地球はおかしくなってきてますよ、3月でこんな天気。
この17年間モルディブにいてもありませんでしたからね。
さて、宣伝になってしまいますが、
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GWもまだ空きがありますので、ぜひお越しくださいね!
PROFILE
鈴木希与子
Kiyoko Suzuki
モルディブのクラブメッドでダイビングガイドとして活躍後、
1996年、日本人ダイバーのためにモルディブの海を幅広く楽しんでもらいたいと
当時はチャーターベースしかなかったダイブサファリの世界で
定期的な乗り合い船をスタート。
専門会社《ブルー”K”サファリ》を立ち上げ、
現在は「ブルーシャーク2」のオペレーションと
自社所有になる「ソレイユ」のオペレーションを行なっている
雨季にはソレイユでガイドもする、パワフルウーマン。
スイス人のハンサムなご主人と2人のラブリーな娘とモルディブで過ごしている。
http://www.bks-dive.com/

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