【八幡野】ダンゴウオの赤ちゃん登場! by 福田航平

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みなさんこんにちは^^
《ダイビングショップ海好き》の福田です。

八幡野はダンゴウオの話題でもちきりです^^
今年は出現が遅かっただけに、今ダンゴウオが見られている事が嬉しくて嬉しくて♪

ダンゴウオのメスはお腹に卵を抱えた状態でオスがやってくるのを待っています。
無事にオスに出会えたメスのダンゴウオは、近くの巣穴で産卵を迎えます。
そして、卵を守る役目はオスダンゴです!!
孵化するまで、卵のそばから離れずに守り続けます。

八幡野 ダンゴウオ ダイビング

無事孵化したダンゴウオの赤ちゃんたちは、巣穴から離れて海草へ移動します。
まさに「旅立ち」です。
海草の表面に生息する微生物を食べて成長する為だと言われています。

孵化したばかりの赤ちゃんは、背中に白い輪のような模様が入っています。
この姿から、ダンゴウオの赤ちゃんは「天使の輪」と呼ばれています。
孵化してから数日で、この白い模様は消えてしまいます。
見られるチャンスはほんの数日間です。
現在、八幡野では2個体の赤ちゃんが発見できました。
八幡野 ダンゴウオ ダイビング

これからどんどん増えてくれると嬉しいですねぇ^^

そして「カクレエビ界の女王様」と呼ばれているバルスイバラモエビが出現!!
ダイバーに大人気の美しいカクレエビです。
昨年と同じピンクのスナイソギンチャクに生息中です。
今回見つかったバルスイバラモエビはこれから卵を抱えそうな雰囲気です。
八幡野 バルスイバラモエビ ダイビング 

産卵期になると、浅場のスナイソギンチャクに移動してくるのでしょうか?
観察しやすい水深に移動してくれるので、僕達にとっては嬉しいですね^^

昨年は卵から孵ったばかりのバルスイバラモエビの赤ちゃんが見つかりました。
今年も観察できることを期待しましょう^^

画像(上) ダンゴウオ(成魚)
画像(中) ダンゴウオ(幼魚)
画像(下) バルスイバラモエビ

※この記事はmixiのコミュニティ「現地プレス」第8号「旅立ち」より転載させていただきました。
こちらのコミュニティにもどしどしご参加を!

PROFILE
福田航平
Kohei Fukuda

八幡野 ダイビング

愛称:ふくちゃん
伊豆半島・八幡野で活躍する人気ガイド。
さわやかなルックスと、全身からあふれる”海好き”なオーラが、
性別やレベルを問わず、あらゆるゲストから支持されている。
「みんなが大好きな海を、もっと大好きになってもらいたい」
と、初心を忘れず、海を安全で楽しくガイド。
さまざまな生物の生態に詳しく、
かわいいオリジナルイラストを使ったログ付けで、
ゲストのハートをガッチリわしづかみに。
好きな生物:カスザメ・ネコザメ・ナヌカザメ・リュウグウノツカイ
出身:和歌山県

ダイビングショップ海好き(UMISUKI)
http://www.umisuki.jp

 

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