【ニューカレドニア】マンタの季節 by 小川理志

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初夏ではなく初秋を迎えているニューカレドニアです。
南半球なので北半球の日本とは完全に季節が逆。
今年の夏は例年より水温が高く、いろいろと心配事がありました。
その理由はマンタです。

ヌメアでは水温が下がり始めた頃にマンタを複数で見ることができ、確率もぐんと上がります。
今から8月末まではほぼ9割の遭遇率。


一年中マンタを見ることはできるのですが、その場合はほとんど単体。
水温の下がり始めたこの時期に、メスを追いかけるようにオスのマンタが集まって電車ごっこしたり、何枚ものマンタが同じ場所でぐるぐると回る様子を見ることができます。
複数マンタを見るためには水温って大事なんですよ〜。
ちなみに昨日は6枚出てます。

New Caledonia Diving Manta ニューカレドニア ダイビング マンタ 

集まる理由は繁殖のためだと考えられています。
マンタもやはり動物。盛っている(?)ときは警戒心が弱まり、近くから見放題の撮り放題となります。

ヌメア ブラックマンタ

この原稿を書いている今日も、明日はマンタを撮りに行こう、と朝からストロボの電池を充電し、ハウジングの仕様をマクロからワイドに換えてと準備に余念がありません。GWが終わって暇になった今がチャンス!
でも、明日の天気予報を見ると雨だった!!(ガックリ)
地元だから、どうせならお天気のよいときに狙いたいのです。

次は2日後の月曜あたりにチャンスが巡ってきそうな気配。
それに賭けて、すっげーのを撮ってくるぞという意気込みとテンションは上り調子。
マンタの返り討ちに合わないようがんばってきます。

※この記事はミクシィのコミュニティ「現地プレス」Vol.12のテーマ「初夏」に寄せられたものです。こちらも併せてご覧ください!

PROFILE
小川理志
Masashi Ogawa

ニューカレドニア ダイビング

ニューカレドニアの首都ヌメアにあるダイビングサービス《アリゼ》で活躍するマサシさん。
イルデパンでも3年のガイド経験があり、
潮を読んで大物をガンガン当てていく。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ね、
大型高速船「PICTILIS」号の操縦もオマカセ!
世界各地に散らばっている凄腕の日本人ガイドから結成された
「ガイド会」所属。

ALIZE(アリゼ)
http://www.alizedive.com

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writer
PROFILE
1969年生まれ、京都出身。
和歌山と離島イルデパンで修行を積む。
TVや雑誌の水中撮影コーディネーターとしても活躍。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ねている。
ガイド会所属。
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