気付けてよかった

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今までその存在に全く気付いていなかった。
けっこうあるんです、そういうこと。
同じポイントを潜っていて、ついついいつもと同じものを自分が観察したり、ゲストに紹介したり。
ポイントとの馴れ合いともいえるようなお決まりパターン。
そういった単調さを打ち砕くために、たまに潜るコースを変えたり普段見ないところに目を向けてみたり。
そうしたときにふと気になった。そしてこの魚の名前も知らなかった。
調べてみるとテンスモドキの仲間でXyrichtys halsteadi。日本にもいるらしい。
Fishbaseを見ても画像がないことから標本もないっぽい。もしかして貴重なお魚！？
あるポイントを潜ると何ヶ所かに一匹ずついるので、これからこの魚、各個体の観察を始めようと思います。
新しい出会い（元からいたんだと思うけど）があるとなんかワクワクします。
そしてこういった今まで気付いていなかった発見があるたびに、視野をもっと広く持たなければと思うのでした。

1969年生まれ、京都出身。
和歌山と離島イルデパンで修行を積む。
TVや雑誌の水中撮影コーディネーターとしても活躍。
フランスの大型船舶海技士資格を持っているのでスキッパーも兼ねている。
ガイド会所属。