シロザケの遡上。

10月に入り、朝晩の気温が一桁、秋ど真ん中の岩手です。
津波以降、地元の漁師のみなさんとボランティアで清掃を続けてきた川に、遂にシロザケが帰ってきました!!
大船渡市の綾里川には最近だけでも10回ほど清掃に入りましたが、みなさんが細かい瓦のガレまで丁寧にあげてくれて、区間によってはそれは美しい川へと戻って来ています。
海岸線が6、70cm沈降してしまったため、以前の河口域ではなく、川のかなり上流まで海水があがり、そこで真水に体を慣らしているのが見られます。
浅い川でも水面から体の上半分くらいを出しながら、ばしゃばしゃと激しい音をたてながら上流目指して遡っていきます。
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ボランティア達が川の清掃作業をしている足元もシロザケや銀鮭がいったりきたりします。
少し深くなっているところではつがいになって、産卵床をつくっているシロザケたちも。
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産卵のシーンは確認できませんでしたが、掃除をしていたら水底に鮭の卵を発見!!
津波に飲み込まれた川に鮭がかえり、新しい命が生まれ始めています。
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人間も負けていません。漁師さんたちも瓦礫の撤去作業をずっと続けていて、港も綺麗になってきています。かさ上げ工事も少しずつ始まり、船もちょっとずつ、ちょっとずつ増えてきています。
鮭の遡上は復興のシンボル。みなさんも東北の川に鮭を見に来てください♪

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