シーズンオフの愉しみ。。。
屋久島では11月くらいからめっきりダイバーの姿が見られなくなり、早くもシーズンオフの雰囲気が漂っている。(^^;)
ゲストがいない日が続くと、ガイド中はじっくり観察できないような事、ガイド・ネタにはなり難い事に目が行くようになる。
先月はずっとオヤビッチャを追いかけていた。
誰もが知っている浅場に群れるオヤビッチャという魚はかなり前から2種類を混同しているのではないか?と言われていた。
正確に言うとオヤビッチャに似たスズメダイがもう1種いて、「シリテンスズメダイ」という標準和名もあった。
しかし現在これはシノニム(同物異名)とされているのだが、やっぱりこれは別種だよ。。。と数年前から美ら海水族館の研究者の方々が言い始めているのだ。
確かによく見てみると屋久島のオヤビッチャにも2つのタイプが見られ、それぞれが一緖に群れているのがよく分かった。
一度、認識すると遠くから見てもよく分かるくらい。
その違いは、側線上方横列鱗数がオヤビッチャが3列で あるのに対しシリテンは2列である事なのだが、これを見分けるのは水中ではまず無理だ。(笑)