モルディブで再燃するオールインクルーシブ・リゾート、南の島ライターのイチオシはここ!
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真っ白な砂浜とラグーンの美しさは格別!「コンスタンス・ムーフシ・リゾート」自慢のビーチ
メキシコのオールインクルーシブリゾートを紹介した前回の記事で、「ナイスなオールインクルーシブリゾートが増えてるよ~」と書いたところ、その他のリゾートも教えて!という要望があったので、今回はそのへん書いてみます。
おすすめするのはインド洋の楽園、モルディブ。
もともとモルディブは宿泊料金に3食+ソフトドリンク付きというのが基本スタイルでした。
食事中のアルコールが含まれるリゾートも多く、早くからオールインクルーシブを取り入れていたエリアといえます。
ただ、徐々にリゾートが高級化してくると、食事は別料金とするリゾートが増え、オールインクルーシブを守り続けているのは、昔ながらの素朴なリゾートだけになってしまいました。
ところがここ数年、またモルディブでオールインクルーシブがブームに。
しかも施設の充実度と食事のクオリティが高い、高級オールインクルーシブです。
この流れは2009年4月にリニューアルオープンしたリリー・ビーチ・リゾート&スパの成功によるところが大きいと思います。
スタンダードなビーチ・ヴィラでも68平方mの広々とした贅沢な造り。
2つのレストランと3つのバーを備え、室内でのミニバーも無料(というか料金に含まれます)。
ワインは80種類も用意されていて「リゾートっていったら昼から飲むでしょ!」という人にはたまりません。
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モルディブの高級オールインクルーシブブームの先駆けとなった「リリー・ビーチ・リゾート&スパ」
エンジンを使わないマリンアクティビティのほか、スノーケリングツアーやサンセットクルーズにも参加でき、結構お高いんですが予約が集中。
高級オールインクルーシブの注目度が一気に上昇しました。
1周15~20分ほどの小さな島にリゾートしかないモルディブは、休日を思う存分楽しめるオールインクルーシブとの相性がよかったのでしょう。
「リリー・ビーチ・リゾート&スパ」に続いて、2009年12月にはドイツ系のロビンソン・クラブやタイ系のセンタラ・グランド・アイランド・リゾート&スパといったオールインクルーシブリゾートがオープン。
通常の滞在以外に、オールインクルーシブプランを用意するリゾートも増えました。
ということで、またまた前おきが長くなりましたが、そんな中で、僕がおすすめしたいオールインクルーシブリゾートが、コンスタンス・ムーフシ・リゾート。
2010年11月にオープンしたモーリシャス系のリゾートで、予約が取りにくい人気リゾートのひとつになっています。
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ビーチにテーブルを並べた「コンスタンス・ムーフシ」のアラカルトレストラン、アリゼ。シーフードグリルが楽しめる
サンゴが点在するラグーンに囲まれたムーフシ島は、ビーチの美しさで知られていました。
西側に広がる幅のある砂浜はフカフカで気持ちいい。
干潮になると水上ヴィラに沿って砂州が浮かび上がり、これもまた幻想的です。
姉妹リゾートのコンスタンス・ハラヴェリ・リゾートに比べると、客室にプールが付いていなかったり、バスタブが全室完備じゃなかったりと若干カジュアルな雰囲気。
それでも自然素材を使った客室は十分に快適。
ポップな色調のクッションやトーテムポールを模した柱などを配した遊び心あるデザインが特徴です。
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籐製のライトや貝殻を埋め込んだテーブルなど、天然素材を使ったウォーター・ヴィラ
オールインクルーシブプランには、充実したビュッフェを基本に、滞在中一度利用できるアラカルトディナー、バーやミニバーでのアルコール、エンジンを使わないマリンアクティビティ、スノーケリングトリップなどが含まれます。
ワインをオーダーすると、ソムリエがワインセラーから料理に合った1本をセレクトしてくれるなど、ホテルとしてきちんとしたサービスを提供しようという姿勢が嬉しい(お酒の話ばっかりですが…)。
食後にチーズだけ食べたい!とリクエストしたところ、わざわざ盛り合わせにして持ってきてくれました。
ダイビングはオプションで有料になりますが、一日くらいはダイビングをして、あとはスノーケリングをしたり、ビーチでゴロゴロしたり、のんびり過ごしたい! という方には最高のロケーション。
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リゾートのあるアリ環礁は、ジンベエザメやマンタなどが期待できるダイバーにも人気のエリア。スノーケリングトリップも盛ん
日中は海を満喫、夕方はサンセットを眺めながらバーでまったり、夜はワイングラスを傾けながらディナーを楽しむ…優雅なリゾートライフですね!