【360度動画付き】飛んで、回って、また飛んで♪ 土肥の「とび島沖」で隠れ根ホッピング

201903土肥03_Katsuyuki_Sugimori

恋人岬の真沖に位置する「サク根」で“湧き出す魚群”を体験した取材班は、もうひとつの目玉ポイント「とび島沖」へ。

場所は「サク根」のやや南にあり、こちらもエントリー地点から恋人岬を見上げることができます。

色鮮やかな根をつなぐ
ブルーウォーター

「セントラルスポーツアウトドアビレッジTHE101(現:土肥ダイビングサービス)」のチーフガイド・早川泰夫さんに「とび島沖」の魅力を尋ねると、「それは実際に潜って自分の目で確かめてください」ともったいぶった返事が。

それでは五感をフル稼働して味わわせていただきましょうと、伊豆半島のウエストコーストを漁船で走ること15分。恋人岬の“ラブコールベル”を断崖の中に見つけながら、エントリーの準備を開始しました。

201903土肥04_Katsuyuki_Sugimori 201903土肥07_Katsuyuki_Sugimori

潜降を始め、目の前に現れたのは“北の根”。

水深40mからそそり立つ塔のような隠れ根で、岩肌には「サク根」と同様にソフトコーラルがびっしりと繁茂。

「『とび島沖』の水中も色彩豊かだなぁ」とうっとりとしていると、沖に向かって移動を始める早川さん。後を追いながら真っ青な中層を進んでいると、見下ろす海底には大小の根が現れては消え、まるで空を飛んでいるような爽快な感覚に。

イボヤギとキサンゴが覆う
イエロークリフ

やがて前方に岩陰が浮かび上がり、“南の根”に到着。

こちらのドロップオフでは黄色に染まるソフトコーラルが妖しくポリプを開き、ところどころにキンギョハナダイのハーレムが。

ブルーとビビットカラーのコントラスト、さらに静と動の対比に心を揺さぶられているうちに、気づけば多幸感いっぱいのエクスタシー状態に。

201903土肥05_Katsuyuki_Sugimori 201903土肥08_Katsuyuki_Sugimori

ソフトコーラルの森を飛んでるみたい!
360度動画で体感しよう!

その後は“西の根”の付近を回り、別のルートから“北の根”へ帰着。恍惚の表情で泳ぐ私を振り返り、早川さんが「どうでした?」と誇らしげに微笑んだような。

色彩と生命があふれる根を飛び回る快感、しっかり堪能させていただきました!

春から秋にかけてはキンギョハナダイや根魚も増え、キビナゴの大群を追ってイナダやワラサなどの回遊魚も現れるとのこと。

今年は恋人岬沖の2大ポイント「サク根」「とび島沖」で、ここでしか体験できないダイビングを満喫してみては!?

春〜秋は「とび島沖」もこんなに“湧いて”いる!

ダイバーを包み込むキンギョハナダイ 写真提供/小松毅(イワシダイバーズ

ダイバーを包み込むキンギョハナダイ 写真提供/小松毅(イワシダイバーズ

旋回するワラサが作る銀鱗のカーテン 写真提供/小松毅(イワシダイバーズ

旋回するワラサが作る銀鱗のカーテン 写真提供/小松毅(イワシダイバーズ




「とび島沖」ポイントマップ

“北の根”を中心に点在する大小の隠れ根を巡る。“西の根”から西は「とび島沖part2」と呼ばれ、例年6〜12月頃の期間限定オープン。“南の根”との間の水路では回遊魚の群れが高確率。流れが強いこともあるので上級者向け。
※マップ画像をクリックすると拡大します

※マップ画像をクリックすると拡大します


土肥ダイビングサービス

土肥ダイビングサービス

写真提供:土肥ダイビングサービス

コンビニ・薬局まで徒歩10秒。西伊豆・土肥の快適便利なダイビングサービス。初心者から上級者まで幅広く対応できる多数のボートポイントを有し、その時期、その日、その瞬間、最高のコンディションのポイントをご案内いたします。アフターダイブは自慢のテラスでゆったりとした土肥時間をお楽しみください。

Address:〒410-3302
静岡県伊豆市土肥2915-1
TEL0558-99-9123
▶お問い合わせフォームはこちら
URLhttps://toids.jp/

■Supported by セントラルスポーツアウトドアビレッジTHE101(現:土肥ダイビングサービス

↓土肥のもう一つの注目ポイントはこちら!

↓これが土肥のポテンシャル! ウェブマガジンも公開中

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
学生時代にアルバイトをしながらダイビングを始め、『マリンダイビング』編集部を経て独立。2007年にオーシャナの前身となるダイビング・ドット・コミュを立ち上げる。
現在はフリーライターとして活動。旅行ガイドブックや企業インタビュー、WEB記事など、多くのジャンルとメディアにおいて、取材・撮影・執筆を行なっている。
モットーは「楽しく安全なダイビング」。苦手なスキルは耳抜き……。
  • facebook
  • twitter
FOLLOW