ストローと海洋プラスティックゴミが水着に変身⁉︎マクドナルドのアップサイクルな取り組み。

今回は、誰でも1度は食べたことがあるであろう、大手企業のユニークな取り組みについて紹介する。

マクドナルド・オーストリアが商品化した、マクドナルドのストローと海洋プラスティックゴミをアップサイクルして作られたサステナブルな水着が話題になっている。 

ストローから水着が誕生するまで

まず、マクドナルド・オーストリアの、サステナブルに向けた取り組みついて説明したい。
マクドナルド・オーストリアでは、サステナブルな活動の一つとして既にプラスチック製のストローをリサイクル可能な紙製のものに置き換える取り組みを実施している。 

また、紙製ストローは、廃棄物をさらに減らすために、レストランから注文があった際のみ製造。
大量生産をしないことでSGDsの17の目標のうちの、12番目「つくる責任 使う責任」を実行している。
紙製のストローは、マクドナルドの飲料カップと同様に、レストランや家庭で通常のゴミ紙と一緒に捨てることができ、持続可能な循環型経済に貢献している。

上記の取り組みにより、古いプラスティック製のストローが大量に残ってしまったことから、水着として再利用する取り組みがスタート。
余ったプラスティック製ストローをそのまま破棄するのではなく、全く異なったアイテムにアップサイクルした粋な取り組みだ。

※マクドナルドは、2050年までに日本を含めた全店舗でプラスティック製ストローの廃止を目標にしている。
参照

サステナブルな水着について

水着のデザインと商品開発には、オーストリアのアパレルブランドPoleitが参加。
Poleitは、水着の製造にサステナブルな素材を使用しており、今後も注目したいブランドだ。
https://poleit.net/

デザインはシンプルな赤と黄色のストライプで、マクドナルドのストローを連想させる。
まるでファッションブランドかと思えるおしゃれでポップなプロモーションムービーはYoutubeで公開されている。

ウィメンズのワンピーススーツとメンズのスイムショーツは、マクドナルドのプラスチックストローと海洋プラスティックゴミをミックスしたアップサイクル素材で作られている。

数量限定で生産された今回のコレクションは、オーストリアのマクドナルドの公式サイトで抽選販売された。 

サステナブルな活動は、“環境のための取り組みだから”と、ついつい義務的・教育的になってしまいがち。
「楽しみながら変えていこう」という思いをマクドナルド・オーストリアから学ぶことができた。

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