DMMがプラントベースライフスタイルのサービスを開始
海外で注目を浴びているプラントベース食。
日本でも、最近は耳にすることが増えてきたであろう言葉だ。
プラントベースとは、欧米をはじめ、世界的に注目を浴び始めている食習慣、ライフスタイルのこと。
日々の生活で植物由来の食品や原材料を中心に取り入れるコンセプトで、健康志向に加え、地球環境、サステナブルな社会への貢献の一環として支持されている。
また、プラントベースのライフスタイルでは、ヴィーガン、ベジタリアン、ペスカタリアンなど、さまざまな食生活があるため、気軽に始めやすいことも支持される理由の1つ。
昨今では食習慣のみならず、ファッションやコスメの分野でもプラントベースのコンセプトが浸透しつつある。
※ヴィーガンのライフスタイル:食生活において動物性のものを一切食べず、日常生活の中にも動物性のものを出来る限り使用しないライフスタイルと定義。
※ワードの定義には、様々な議論や解釈がありますが、DMM.Plant-baedでは上記の考えに基づいている。
DMMがプラントベース事業を開始
合同会社DMM.comは、日々の生活で植物由来の物を中心に取り入れる「プラントベース」のライフスタイルに基づいて、商品開発、プラントベースのライフスタイルを送るアスリートやインフルエンサーのマネジメント&キャスティング、コンサルティングを行う『DMM.Plant-based』(DMMドットプラントベース)事業を2021年1月28日(木)より開始した。
事業責任者 松﨑冬華氏は、今回の事業に関して以下のようにコメントしている。
「インバウンドのベジタリアン市場が拡大し多様な食習慣への対応が求められる中、更にコロナ禍で消費者の健康思考への関心が高まり、ビーガンやベジタリアン等の、プラントベースのライフスタイルに注目が集まりつつあります。
海外ではアメリカやイギリスのベジタリアンの約半数が35歳以下とも言われており、環境問題や倫理問題への関心が高い若年層のプラントベースのライフスタイル思考が顕著で、日本でも同様の流れが見られます。
我々は、今後5-10年で国内の食肉市場の約10%が代替肉になり、更に乳製品や外食産業も鑑みると国内のプラントベース市場は5年後に1000億円市場に達すると予測しています。
私自身も現在の食生活と環境問題の関係を知り、個人としてプラントベースのライフスタイルにシフト致しましたが、まだまだプラントベースのオプションが少なく、日本で実践するのが大変難しいと感じる経験を致しました。
プラントベースの食生活は、多くの若年層で年々強く望まれるようになっており、その選択が社会全体で可能になるよう、DMMとして新たな領域に挑戦していきたいと思います。」
確かに、ヴィーガンやベジタリアンの外国人が訪日した際に、
「動物性食品を含まないレストランを探すのが大変だ」という声をよく耳にする。
プラントベース生活に取り組みたくても、欧米に比べると少し取り入れにくいのが日本の現状。
今回のDMMの取り組みは、そのように「環境が変われば、プラントベースなライフスタイルにシフトできそう」という人の生活が変わるきっかけになりそうだ。
DMM.Plant-based 概要
・サービス開始日:2021年1月28日(木)
・URL:http://plant-based.dmm.com/
・サービス概要:以下3つのサービスをご提供します。
①商品開発
プラントベースを熟知した有名シェフとの共同開発や、プラントベースのライフスタイルを選択しているタレントとのコラボ商品の開発。
開発した商品のプロモーションまでワンストップで請け負うことも可能。
②マネジメント&キャスティング
プラントベースのライフスタイルを選択し活躍するアスリートやモデル、タレントのマネジメント及びキャスティング。
また、国内外の幅広いネットワークを活かし日本人のみならず、外国人インフルエンサーのキャスティングも可能。
③コンサルティング
日系企業の海外進出支援、海外ブランドの日本進出支援、また、新規のプラントベースサービスの立ち上げのコンサルティング。
海外の市場や事例を熟知した専門家が、予算とニーズに合わせた柔軟なご提案。
世界中で環境問題や食に対する意識が劇的に変化している今。
今回ご紹介したような企業の取り組みは、プラントベースをより身近に、手軽に取り入れられる世の中への大きな前進だ。
さらに企業だけではなく、消費者側も「正しい選択」をできる知識、思考ができるよう、より成長していく良い機会になるだろう。