愛媛の魚食文化を発信した先に叶えたい3つのこと。【クラファン 3/22まで】

「愛媛県から日本の魚食文化の素晴らしさを伝えたい」。そんな思いから愛媛県松山市に本社を構える佐川印刷株式会社は、「おさかな図鑑」制作のクラウドファンディングを開始。そして、開始から42日目にして目標金額100万円を達成、更なるゴールに向けて引き続き3月22日（水）までクラウドファンディングを行なっている。プロジェクトを始めるに至った経緯や、詳しい概要について紹介していく。

プロジェクト「海の豊かさを守ろう！愛媛の魚食文化を伝えるおさかな図鑑を作りたい」について

なぜ印刷会社が「魚」でクラウドファンディングを行うのか

「印刷を通じて地域社会に貢献する」というのが創業当時からの経営理念であり、地域が活性化されることで会社も活性化もする、という思いで70年事業を展開し続けてきた佐川印刷会社。

そんな佐川印刷が未来に向けて何をすべきか？何ができるのか？と考えたときに、瀬戸内海や宇和海の豊かさに生かされているということに気づいたという。

愛媛県が誇る数々のさかなたち。日本の魚食文化の素晴らしさ、しかしそれは発信しないと、伝わらない。伝わらないと、食べられない。それでは、日本の魚食文化が衰退してしまう。そこに危機感を感じ、印刷事業者として愛媛の魚を題材としたフリーペーパー「Eのさかな」で情報発信することで、SDGsの目標14海洋資源「海の豊かさを守る」活動に繋げている。

今後も地域社会の一員としてSDGsと関連づけながら、事業を通じて社会課題に積極的に取り組み、持続可能な社会の形成に寄与するため、今回のプロジェクトを立ち上げるに至ったのだ。

「おさかな図鑑」の元となる自社出版フリーペーパー「Eのさかな」

佐川印刷会社では、愛媛の魚食文化を伝えるフリーペーパー「Eのさかな」を自社出版で発刊している。2016年から定期発行されている情報誌で、愛媛県の代表的な魚を軸に、土地にゆかりのある方の「おさかなトーク」や、地域の水産業、食・暮らし・文化、県外で愛媛の味が楽しめる飲食店の紹介など、愛媛の魚食文化に特化した内容となっている。そして、「おさかな図鑑」は、このフリーペーパーをまとめたもの。毎号県内を津々浦々取材し、ギュッと魅力を詰め込んだ物からさらに濃縮して作られる「おさかな図鑑」、密度の濃い図鑑になること間違いなし！

プロジェクトを通じて達成したい3つのこと

①おさかなを知る機会がつくれる！
②おさかなを知ることで魚の消費量が増える！
③消費量が増えれば国内水産自給率が上がる！　

現在、日本の水産自給率は50％前後。令和14年度には、94％まで引き上げることが令和4年に閣議決定された。

関連記事：魚介自給率94％目標　水産資源管理を徹底　基本計画閣議決定 | 毎日新聞

「おさかな図鑑」を手に取ることで魚に対する深い知識が身につき、興味を持つことで消費につながっていく。佐川印刷会社はぜひ大人にこの図鑑を読んでほしいという。実際日々買い物をし、消費する世代に呼びかけることで、子ども（次の世代）へ継承する流れを作るためである。

プロジェクト実施詳細

目標金額：100万円（1,000円〜支援可能）
※現在ネクストゴールとして120万円を目標金額としている
募集期間：2023年2月1日（水）〜3月22日（水）
リターン内容：特設サイトに詳細記載あり
クラウドファンディング終了後のスケジュール：
3月作成開始、6月完成予定、7月販売開始予定、地元愛媛の小中学校に寄贈予定
READYFOR特設ページ：https://readyfor.jp/projects/osakanazukan
募集方式について：本プロジェクトはAll-or-Nothing方式（目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができる）で実施。

開始からめでたく目標金額に達し、ネクストゴールは地元小中学校への寄贈を掲げた。（金額に達しなかった場合も寄贈は実施する。）島国に暮らす私たちにとって、海と魚は切っても切り離せない深い縁がある。先人が育んできた大事な文化を衰退させないためにも、プロジェクトを支援してみてはいかがだろうか。リターン品には魚の柄をモチーフにした風呂敷など、ユニークなものが並ぶ。ぜひ特設ページからチェックしてみてほしい。

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