星芒注ぐ、西表
Iriomote / 西表
- Photo
- Takaji Ochi
- Model & Text
- Kaoruko Inou
- Special Thanks
- Diving team Unarizaki Iriomote
- Edit
- Harumi Yamamoto
- Design
- Panari Design
Iriomote / 西表
- Photo
- Takaji Ochi
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- Kaoruko Inou
- Special Thanks
- Diving team Unarizaki Iriomote
- Edit
- Harumi Yamamoto
- Design
- Panari Design
太陽の恩恵に身をゆだねる。
光の宮殿
西表島から約15km離れたところに、日本有数の海鳥の繁殖地として知られている仲ノ御神島(通称オガン)という無人島がある。その西側に位置するポイントが、この「光の宮殿」だ。夜の間、淡く輝く星空の下で暗く眠るオガンだが、昼間は太陽によってその端麗さが明かされる。
海の中に入ると、いくつも似たような入り口が現れる。ガイドなしで潜ったときには、迷ってしまったほどだ。目前に現れる通路には陽の光が差し込み、白砂の海底を煌びやかに照らしていた。メインの洞窟へは、正午くらいに潜ると太陽がちょうど真上に来る。光の中に入り上を向くと、そのまま吸い込まれそうな感覚を覚えた。
「光の宮殿」の静けさが好きだ。
いつ潜っても水はクリアで、静せいひつ謐な空気が流れている。今回の取材でも2度ほど潜らせてもらった。