【Q&A】ダイビング中にはぐれた時、他のグループについていってもいいですか?
Q.
まだ20本のビギナーダイバーです。
伊豆に潜ったとき、連休ということもあり、ダイバーで水中が混んでいて、透明度も悪いコンディションでした。
初めて利用したダイビングサービスだったので、自分がついていっているグループが合っているのかわからなくなってしまい、ガイドさんに寄っていくと、ガイドさんは私のマスクの中をのぞきこみ、スレートに「グループ間違っていますよ」。
とりあず、はぐれた際のメインの根に戻ろうと試みたのですが、迷子になってしまいました。
初めて潜る海ではぐれてパニックになりそうでしたが、その日はダイバーが多かったこともあり、とりあえず、彼らに付いていってエグジットできました。
ついていく時は、また「違うよ」と指摘されるのが怖くて、距離を置いてさりげなくついていったのですが、ついていったダイバーたちもこちらをチラチラと気にしていて気まずかったです。
ダイビング中にはぐれたら、他のダイバーについていっていいのでしょうか?
東京都/かりん(20本・女性)
A.
はぐれた時に、そのまま他のグループについていってしまうと、元いたグループの、特にバディやガイドは心配して探してしまう可能性があります。
だから、ブリーフィング時に、はぐれた際の手順を確認するわけですね。
この手順を省くダイバーも少なくありませんが、僕はほぼ必ずガイドさんに聞くようにしています。
しかし、現実にはそうはいかないことが起きるのも海。
僕もかりんさんと同じく、初心者のころにはぐれてしまった時、他のグループについていったことがあります。
その時の心境は、「一人ぼっちになったら死ぬ!このよく知らないけど、全身真っ黒の頼もしそうなダイバーさんから離れたくない!」。
初心者の自分に一人ぼっちになるという選択はありえませんでした…。
なまじっか頼りになる他のお店のガイドさんやダイバーがいる場合、一人ぼっちで不安そうなダイバーに「独りで離反の手順を取りましょう」とも言えず、だからと言って、迷惑をかけること必至の状況で、安易に「他のガイドさんに頼って連れて帰ってもらえば」とも言えず。
ましてやドリフトだったら?
初めてのファンダイビングだったら?
などと考え始めると、なかなか難しい問題で、ケースバイケースとしか言えません。
ということで、なるべく具体的にアドバイスできることと言えば、少なくとも、ブリーフィング時にはぐれたときの決まりごとを確認し、それを実際に行なう手順のイメージを持ってダイビングをして欲しいということ。
そして、たまたま他のグループについていってしまったことに気が付いたら、基本的には、その離反の手順に従います。
しかし、海況、残圧、そして何より心のストレスと相談し、「一人は無理!」だと思ったら、そこにいるガイドさんやダイバーさんに助けを求めるしかありませんよね。
きっとガイドさんは「あっちへ行け」とは言わず対処してくれるでしょうけど、エグジット後は謝りつつお礼を言うしかありません。
死ぬよりマシです。
なので、はぐれないようにしましょうね。