憧れの井田ブルーを目指して…… @井田
日本全国潜り歩き 伊豆行脚編@伊東
西伊豆・大瀬崎のちょっと先。やってきたのは初めての井田!
駿河湾の中のさらに小さな湾の中は、隣接する山から栄養分が流れ込む恵みの海
サポートしてくれるのは、井田ダイビングセンター!
海を案内しくれるのは、はんにゃの金田にクリソツなタケシ殿(屋根上)
ゴロタからなる200メートルの海岸線から潜る
初めての井田。第一印象は「リトル大瀬崎」。
しかし、大瀬崎よりいい意味でこぢまんりしていて手付かずの雰囲気じゃ。
井田のイメージといえば、筋肉ムキムキの男の人がいるということと、
“井田ブルー”と呼ばれる透明度の良い海と魚群。
ちなみに、筋肉ムキムキ殿の正体は、
今は沖縄にいるオーナーのてつ!殿(“!”は、つのだ☆ひろの”☆”にあたる)。
お会いしたことはないが、雑誌でよく見るので、何となく知っている人の気がしてしまう。
さて、海の中はどんなことになっているのやら……。
エントリーするや井田ブルーと魚群がわしを包みこむ。
浅瀬の砂紋に光のシャワーが降り注ぐ
キビナゴやタカベの群れが煌めく中層
のはずだったが……
実際にエントリーすると、まさかの井田グリーン。
だって、海だもの。
そりゃ、いいときもあれば悪いときもある。
しかし、名誉のため、タケシ殿の言葉を記しておくぞ。
「潮当たりの良い井田の海は通年、透明度が良いです。
また、隣接する山が天然の浄化作用の役割を果たし、
流れ込む水には栄養分も豊富で、食物連鎖の底辺の生物も多く、
魚影が濃い要因となっています。静岡県の水質調査で一位になるほど。
それに、今は透明度が悪いといっているのに、
おニューのドライを早く着たくて、無理やりやってきた和尚がどうかと(笑)」
積み上がったゴロタを抜けると、砂地が一気に角度を変え、
暗闇の水底へと吸い込まれるように続いている。
気がつけば、あっという間に水深は30メートル近く。
水深変化はバリエーションの豊富さを表すひとつのバロメーター。
ビーチにしてこの水深変化は、ダイバーにとっては嬉しい限りじゃのう。
駆け上がりにはソフトコーラル
透明度はイマイチだったが、魚群はさすが。
駆け上がりのアオリイカの群れから始まり、
中層を見上げれば、スズメダイのかたまりと、タカベの渦。
潜れるときは、毎朝海をチェックしているスタッフ陣。
タケシ殿が、テンポよく生物たちを紹介してくれる。
うつむき気味のオオモンカエルアンコウと引っ込み思案のベニカエルアンコウ。
ボンテンの上にはオニカサゴが寄り添い、砂地には巨大なイズカサゴがド〜ン。
砂地にはコソデウミウシとピカチュウ(ウデフリツノザヤウミウシ)の
人気のウミウシが立て続けに登場。
13度でもがんばる越冬クマノミ。
ということで、井田の海、潜ったど〜! エ〜ンド、ペタッとな〜。
あ、歌詠むの忘れてとった。そうじゃのう……
井田ブルー 潜ってみれば 井田グリーン
気分はちょいブルー また来りーん
井田ブルーを楽しみにしておったのでちょっと残念だったが、
また、透明度のいいときに絶対に来るぞ!という意味じゃが、
我ながら、来りーんって……。歌詠むルール辛くなってきた……。
青を求めて緑に出会い、思いがけない黄色に大感動の1日となった。
「あはははは」、「待て待て〜あははは」。青春の一枚。この季節、菜の花が見事
■このときの様子を書いた、あや殿のブログ
http://ameblo.jp/ita-aya/
(写真協力/タケシ殿)
★今回、和尚の井田ヴァージンを優しく奪ってくれたのは……
井田ダイビングセンター
http://itadc.com/
井田をもっと知りたい方はあや殿が作った「Ita Life」を見てな!
「全国潜り歩き」協賛★和尚のダイビング器材
http://diving-commu.jp/pr/item_4848.html