海ごみに対する考え方が変わる一冊『TRUE BLUE 美しい海を、永遠に。』
現在、海洋プラスチック、サンゴの白化、海ごみなど、さまざま海洋問題が起こっている。そんな今だからこそ読んでほしい、海洋問題についてポジティブな発想に出会える1冊、『TRUE BLUE 美しい海を、永遠に。』を紹介したい。
沖縄の工房を拠点に、海で回収した海洋プラスチックを素材にしたアート作品、生活雑貨等を制作・販売しているアップサイクルブランド「TRUE BLUE」が、7月18日の海の日に株式会社A-Worksより出版した『TRUE BLUE 美しい海を、永遠に。』
このまま何もしなければ、2050年には魚の重量より海洋プラスチックの重量の方が多くなると言われ、世界的にも待ったなしの海洋汚染、自然破壊などの環境問題。それらに対し難しいイメージを持っている方でも、見て楽しんで、海を守りながら気持ちよく生きるためのヒントが詰め込まれている。
海ごみは宝物に変わる時代。海を愛する、海を守る、素敵な活動家8人
「私にできることって、なんだろう?」
そんな想いを胸に、日本中で素晴らしい活動をしている8人の活動家を取材し、彼らの活動を追うことで出会った、面白いアイデア、楽しい言葉、素敵な写真が本書の中に詰め込まれている。その中には、以前オーシャナでも取材をさせていただいた、海ごみアーティストのあやお氏をはじめ、海洋プラスチックジュエリーブランド「sobolon」代表の山崎姫菜子氏、水中ゴミ拾い専門ダイビングショップ「Dr.blue」代表のMANAMI氏などの活動も紹介されている。
美しい海を守りながら、ワクワクするようなコトをはじめよう!
海洋問題を知るキッカケとなるオススメ映画から、フェス・イベント、エコツアー、ワンハンドビーチクリーン、ごみ拾いアプリ、海洋プラアート、海に優しい日焼け止めの選び方、サンゴの苗作り体験、みつろうラップ、スニーカー、ワイン、絵本など、「楽しく。かわいく。気持ちよく」日々の生活の中で始められる「最初の一歩」が紹介されている。
著:玉村めぐみ(TRUE BLUE 共同代表)
監修:高橋歩
定価:1650円(1500円+税)
発行・発売:A-Works
体裁:A5判変型(148×188㎜)・184Pフルカラー
購入はこちらから
海洋問題は自分が思っているほど遠くにある問題ではないのかもしれない。自分の身近の中から宝物を見つけるきっかけに、手に取ってみてはいかがだろう。
海ごみをアップサイクルする工房建設に向けクラファンも実施中!
TRUE BLUEは、沖縄を拠点とする海のごみをアップサイクルするための工房建設に向け、10月16日(日)までクラウドファンディングにも挑戦している。「飲めば飲むほど、海が綺麗になる」ワインを販売し、その利益の全額を世界の海ごみをアートに変えるプロジェクトに活用するという。気になる方はクラウドファンディングページから詳細をチェック。