日本初、海藻ドキュメンタリー映画『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』1/10全国ロードショー
海のゆりかごとも呼ばれ、生物多様性にとって重要な海藻。ダイバーもまた、美しい水中景観を楽しむうえで、さまざまな恩恵を受けている。しかし、ここ数年、全国各地の海で急速に海藻が減少し、海が砂漠化する状態(磯焼け)に。このままでは、海の生態系全体の存続が危ぶまれるとされている。
今回、そんな海の砂漠化が問いかける、自然と人間の関係をテーマにした日本初(※)の海藻ドキュメンタリー映画『ここにいる、生きている。 〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』が、2025年1月10日(金)より、アップリンク吉祥寺をはじめとし全国にて上映開始。
※2024年11月14日時点 日本国内において劇場上映された「海藻をテーマにしたドキュメンタリー映画」として
今を生きる世代の選択が、未来を変える。海の異変を学び、これからのヒントを探す旅へ
本作を手掛けたのは、海とゆかりのなかった映画監督の⻑谷川友美氏。ある日、地元のサーファーが「海が死んでいる」と話すのを耳にし、何かに突き動かされるように日本列島の沿岸部に足を運び、そこに住む子どもたち、漁師、研究者と語り合った。自身もダイビングライセンスを取得し、海に潜ったそうだ。
長谷川氏は「2年間の制作期間を経て心から思うのは、この世界はまだとても美しく、人々はとても温かく、たくさんの可能性が残されているということです。私達は自然の一部であり、歴史の一部であり、答えのない未来を共に作り上げていく仲間でもあります。この映画が皆さんの未来の選択に少しでもお役に立てたら、こんなに幸せなことはありません」と話す。
また、ocean+αでも記事を執筆するフリーダイビング選手の武藤由紀氏もコメントを寄せている。「日々海に素潜りする私が、季節の移ろいを真っ先に感じる場所は海の中です。一番寒い真冬に芽生えるワカメに春の訪れを知り、自然のリズムを感じ、自分自身も自然の一部であると気づく。ここ数年で海藻が減り変化する海の姿を目の当たりにし、地球全体の変化の一端として危機を感じます。けれど目に見えない限り、人の行動は変わらない。この映画を通して多くの人が海の変化を知り、未来を変えていく力になることを願います」。
ダイバーにとって、とても身近な海藻。本作を通して改めて自然と人間の関係を知ることで、今後のダイビングや日常生活に何らかの影響を与えるかもしれない。ぜひ、劇場に足を運んでみては。
『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』
監督・撮影・編集・ナレーション:長谷川友美
音楽:イアン・ハートリー
プロデューサー:大野裕子、大野康介
製作:株式会社No.0
配給宣伝:one’s(一般社団法人映像文化革新機構)
宣伝協力:安藤亘(ECOS技術士事務所)
後援:国立環境研究所 /ジャパンブルーエコノミー技術研究組合
北海道函館市/港湾空港技術研究所/神奈川県逗子市
文部科学省選定(青年・成人・家庭向き)
2024年|16:9|103分|5.1ch|DCP
▶︎公式ホームページ
▶︎Youtube
▶︎X
▶︎instagram