2019年注目の新ダイビングスポット・ブルネイ旅へ行こう!〜観光と海の基本情報〜

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2019年3月に日本から直行便が就航した、ブルネイ・ダルサラーム国。
アクセスが良くなりダイビングポイントとしても注目されているが、一体どんなところなのか。
実際に行ってきた営業部すいかが基本情報をまとめてみました!

ブルネイってどんなところ?

ブルネイ・ダルサラーム国はボルネオ島の北に位置する国で、周囲をマレーシアに囲まれている。
総面積5,765k㎡(日本の三重県程度)、人口40万人ほどの小さな国だ。

石油や天然ガスが豊富なためブルネイに住む人は豊かな生活を送っており、観光地としても治安が良いことで知られている。
マレー語が公用語だが、英語も広く通用するため、日本人も行きやすいだろう。

通貨はブルネイドル。シンガポールドルが同レートで利用できるので、余った通貨は汎用性のあるシンガポールドルに戻すのがおすすめだ。

国民の約8割がイスラム教徒で、通称・オールドモスクとニューモスクの二大モスクは観光スポットとしても有名である。
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ブルネイのダイビングスタイル

1日2〜3本のボートダイビングが主流だ。
ダイビングポイントまでは、20~60分程度で到着する。
午前中2本潜って、ボートの上で昼食、午後に1本潜って帰港というパターンが多い。

レックダイビング(沈船ダイビング)のポイントが多いが、ビギナーからテクニカルまで各レベルで楽しめるポイントがあるので、ガイドに自分のレベルを伝えておくと安心だ。

シーズナリティ

ベストシーズンは乾季の3〜11月。
12〜2月の雨季は海が荒れることも多いので、長期の休みが取れない方は厳しい。
そのため、長期休暇が取りづらい日本人ダイバーの予約は、受けつけていないそうだ。

水温は一年中安定しており、25~30度と快適だ。
私が行った時は水温が30度近くあったため、5mmウエットスーツだと少し暑いくらいだった。
寒がりな人でなければ3mmウエットスーツでも十分快適に潜れるだろう。

流れも比較的穏やかなポイントが多く、無理せず楽しめる。
透視度は海況によって変わってくるが、10~20m程度のことが多い。

海の見どころ

ブルネイは、国土の約7割が未開発の熱帯雨林という自然豊かな国でもある。

その栄養豊富な熱帯雨林から流れる川の先にあるブルネイ湾には沈船が点在し、豊かな魚礁となっている。
沈船の底に潜む大きなハタの仲間、中層に群れるテルメアジやキンセンフエダイ、群れにアタックする回遊魚・・・欧米のダイバーにも人気の理由がよくわかる。
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生き生きとしたサンゴやそこに棲むマクロ生物も見どころだ。
リーフポイントのイソギンチャクにはカクレクマノミ、ハナビラクマノミ、セジロクマノミなどさまざまなクマノミが潜んでおり、色とりどりのウミウシや甲殻類も隠れている。

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新しく見つかっているダイビングポイントもあるので、開拓されて行くたびに、さらに面白くなっていくだろう。

ブルネイでの注意点

ブルネイでは、イスラム教に基づく「シャリア刑法」のすべての規定が完全施行されている(2019年4月3日より)。ブルネイ在住の外国人や旅行者も適用対象となる規定も多くあるので要注意だ。

特に、旅行者が気をつけないといけないのは、「飲酒」と「喫煙」。

1、人前での飲酒・喫煙
レストランなどの飲食店、ホテル・ロビーを含め、人前での飲酒のほか、アルコールの販売・購入、イスラム教徒への贈呈も禁止されています。
ブルネイ航空機内ではアルコールが提供されませんが、免税店で購入し持ち込んだアルコールを機内で飲む行為も対象となります。
なお,喫煙については、一般法によって、ホテルのロビー・廊下・トイレ、レストラン、オフィス、工場、市場、空港、病院、学校、娯楽施設、公共交通機関を含む多くの場所で禁止されています。

在ブルネイ日本国大使館「シャリア刑法の施行」

これらはブルネイ国内に限らず、ブルネイ航空機やブルネイ船籍船舶における行為も対象となるので、気をつけなければならない。

とはいっても、せっかく行くからにはお酒が飲みたい!という方は、下の「ブルネイの記事」まで!

アクセス

成田空港からブルネイの首都・バンダルスリブガワンまでロイヤル・ブルネイ航空で片道6時間半。
週4日、成田〜バンダルスリブガワンで就航している。(2019年7月現在)

BI696 成田(11:45)→バンダルスリブガワン(17:10)運航日:月水金日
BI695 バンダルスリブガワン(00:30)→成田(07:30)運航日:月水金日

ツアー・ショップ情報

パッケージで予約するならエス・ティー・ワールドのツアー。

日本人が常駐する現地ショップはこちら

アフターダイブではマングローブツアー、国立公園ツアーなどが楽しめる。

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ブルネイの記事

ブルネイダイビングに行ってきたすいかの旅行記はこちらから。
ブルネイの海の魅力と陸ツアーの見どころをレポート。
特に飲んべえダイバーには2本目を読んで、イスラムの国ブルネイ旅行でも楽しく飲む方法を知って欲しい。

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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