酒を求めて国境越え!?アルコール販売禁止のブルネイ旅行でお酒を飲む方法2選、実行してみた
こんにちは!オーシャナ営業部のすいかです。
ブルネイでのダイビング旅行記、もう読んでいただけましたか?
読んでない方はこちらもぜひ→→ブルネイってどこ!?直行便で約6時間、海中はお魚ぐっちゃりの沈船ダイビング!
さて、ここで飲んべえのダイバーに悲報がある。
なんとこのブルネイ、イスラム教国家のため国内でのアルコールの販売が一切禁止されているのである。
取材決定後、エス・ティー・ワールドの担当者からこの事実を聞かされ、
海とお酒とロックを愛する私はショックのあまり膝から崩れ落ちた。
ダイビング後にお酒が飲めないなんて……!
(取材だろというツッコミはなしで)
しかし落胆する私に担当者から天使の一声が。
「お酒の持ち込みできます」
神……?
ブルネイ旅行でお酒を飲む方法その1
持ち込んじゃう!
お酒の持ち込みができると聞き早速検索してみると、持ち込みに関して記載がある在ブルネイ日本国大使館の入国・滞在手続きページにたどり着いた。
酒類:17歳以上の非イスラム教徒が、個人消費目的で酒類を持ち込む場合、入国時に申請をすれば、1人につきウイスキーやワイン等ボトル2本(合計2リットルまで)及びビール12 缶(1缶330ml)までの持込が、認められています。アルコールを再度持ち込む場合は、前回の持ち込みより48時間経過してからになります。
https://www.bn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consul-7.html
ふむふむ…ビール12缶とボトル2本か。
4泊5日だし、マックス持って行こう!
お酒の購入、パッキング
出発前日、発泡酒6缶パックを2つと、ワインのボトルを2本購入した。
ただし、缶は330mlが見つけられなかったため、350ml缶をパックから1缶抜いて、11缶持っていくことにした。
ワインは2リットルマックス持って行きたかったので箱ワインを検討していたがパッキングが大変そうなので断念……。
気になる重量だが11缶とワイン2本で5kg程度だったため、他の荷物とも合わせて17kg程度に収まった。
今回利用する成田からブルネイへの直行便、ロイヤルブルネイ航空の預け荷物は30kgまで無料、しかもダイビング器材なら+12kg無料で預けられるため全く問題ない。
※通常の荷物とダイビング器材のバッグを分ける必要あり。
そして翌日、成田空港でお酒が入ったスーツケースをカウンターで預け、いざブルネイへ出発〜!
ブルネイへ到着!持ち込み時の申請方法
ブルネイへ到着していよいよ入国の時が来た。
「入国の時にちゃんと申請しないと捕まりますよ」と言われていたため、必要以上に緊張していた。
入国審査を通過し預け荷物を受け取ったものの、どこで申請していいかわからずウロウロしていると、親切なおじさんが「アルコール持ち込み申請書はこっちだよ」と教えてくれた。
ありがたや〜。
しかし、そんなに“お酒を持ち込みたそうな顔”をしていたのだろうか。
申請書を記入し税関に持っていくとなんのお咎めもなく通過!
やったー!
持ち込み成功だー!!
実はそんなにお酒の持ち込みをしたことがない私、ホッと一安心。
宿に到着、飲み会を始めようとスーツケースを開けると悲劇が
ブルネイ到着後はブッフェレストランで食事。
食事の席にアルコールがないのはなんとも不思議。
食事を終え、早く飲みましょう!とすぐに宿に向かうことに。
宿に到着し、今回の取材でお世話になったPoni Divers Brunei(ポニ・ダイバーズ・ブルネイ)の渡部さんとゲストのKさんと集合時間を決めてひとまず部屋に。
さて、まずはビールを冷やそうと思いスーツケースを開けると中身が濡れている。
おや…?
しかもアルコールの匂いが漂っている。
いい匂い…と言ってる場合ではない。
嫌な予感が…。
大急ぎで荷物を出して行くと…
私の大事なグリーンラベルがあああああ!!!!
さらに荷物を取り出して行くとグリーンラベルの犠牲になったパンツが。
幸いこのパンツのおかげで他の衣類や荷物にほとんど影響はなかったものの1缶失った悲しみははかりしれない。
みなさんもパッキングの際には防水の袋に入れる、タオルで巻くなどしてこういった悲劇を防いで欲しい。
※幸い宿に洗濯機と乾燥機があったのでパンツはすぐに綺麗になった。
アルコール持ち込みの注意点まとめ
今回持ち込みをしてみてブルネイにアルコールを持ち込む時の注意すべき点をまとめてみた。
・持ち込む数
12缶(1缶330mlまで)とボトル2本(2本で2リットル以内)は超えないように。
ボトル2本で2リットルいかないからもう1本!というのはアウトだそう。
実際に持ち込もうとした人が止められたとのこと。
逆に缶は12本なら500ml缶でもいいのか?と聞いたところそれもアウトとのこと。
・重量
航空会社への預け荷物の制限も考えてパッキングしよう。
ダイビング器材と合わせるとオーバーしがちなので重量のチェックは忘れずに。
・パッキング
運搬中の刺激でお酒が漏れないよう、または漏れても大丈夫なようにタオルで巻く、防水の袋に入れるなど工夫を。
・空港での申請を忘れずに
申請用紙は入国後、預け荷物を受け取るスペースの奥にある。
税関の手前にあるので忘れず記入して税関で申請しよう。
これでブルネイへのお酒の持ち込みはバッチリ!
でも、持ち込みだけじゃ足りない、せっかくだから外でも飲みたいよっていう人は…?
ブルネイ旅行でお酒を飲む方法その2
お酒が売ってないなら、売っている国に行けば良い!
そう、日本からの持ち込みで足りなければブルネイの外で買えばいいのだ。
今回持ち込みで足りるだろうと踏んでいたのだが、ゲストのKさんも飲むのが好き!ということで渡部さんから国境越えツアーを提案してもらった。
ちょうど元々予定していたツアー、エンパイアホテルでのアフタヌーン・ティーがラマダンのため行けないことが決定していたので、二つ返事でOKをした。
※ラマダンの期間は日没まで公共の場所での食事が禁止されている。
アフタヌーン・ティーに行けなくなったのは残念だったが、今回はお酒の神様が私に飲めと言っていると思って切り替えることにした。
しかしブルネイ旅行に来たのにマレーシアもそんなに簡単に行けてしまうなんて、なんだかお得な気分だ。
陸路で国境越え!
マレーシアのクアラ・ルーラーで飲む
ブルネイ3日目、次の日はダイビングもなく思いっきり飲めることもあり楽しみに待った国境越えツアーの時が来た。
ダイビングを終え支度をし、車に乗り込みいざマレーシアへ!
国境を越えるというと大がかりな気もするが、マレーシアまでは宿から車で約1時間。
出入国の際も車から降りる必要はなく、料金所さながら窓口でパスポートと車の通行許可書を渡してチェックしてもらうだけ。
あっさり国境を越えて到着したのはマレーシアのクアラ・ルーラーという町。
出国してすぐ屋台や飲み屋、免税品店が並んでいる。
お店は大体お昼くらいから開いていてブルネイから来る人がほとんどなため、お金はブルネイドルとシンガポールドルがそのまま使用できる。
店内を見渡すとローカルっぽい人や観光で来たであろう人など様々で、雑多な雰囲気。
オープンスペースで東南アジアらしいむっとした空気の中で冷たいビールを飲むのはやはり格別。
お土産売りのおばちゃんが各テーブルで営業しているのも、アジアにきたな〜という感じがする。
飲んでる最中、大雨が降って来たり短い停電が起きるというアクシデントもあったがそれもいい思い出。
この日は心いくまで飲んで帰りも無事国境を越えて宿に帰って行った。
海路で国境越え!
マレーシアの離島、ラブアン島で飲む
ブルネイの最終日、この日はウル・テンブロン国立公園の取材予定だったが、前日に国立公園の船着場が急遽工事で利用できず、キャンセルとなった。
ここでできる男、渡部さんがすかさずオススメのラブアン島のツアーを提案、すぐに手配までしてくれた。
ラブアン島は宿近くのセラサ港からフェリーで1時間ほど行ったところにある。
1時間ほどで到着。
到着して帰りのフェリーのチケットを買い、すぐに免税店に向かう。
ここではブルネイドルは使用できないのでセラサ港で両替するか、ラブアン島内の銀行でお金を下ろそう。
しかしビールが安い…というか売っているものが大体安いので渡部さんに聞いてみると、ラブアン島はマレーシアの中でも経済特区のため、税金がかからないのだそう。
いわゆるタックスヘイブンというやつだ。
お昼ご飯も中華料理屋で飲み食いして2000円くらい。や、安い……。
帰りに再度持ち込み用のお酒を買い込み夕方にはブルネイへ。
1度持ち込んでから48時間以内だと持ち込めないので、最初に入国してから48時間以上経ってるかは確認しよう。
お酒だけじゃない、ラブアン島
1泊してさらに離島のルスカン島で飲むのも◯
お酒を目的に国境を越えてラブアン島に来たものの、せっかく離島まで来たのだからラブアン島の観光もさせてもらった。
1日あればある程度観光スポットを周れてしまいそうだ。
初めて聞く名前の島だが、第二次世界大戦中に日本の占領下にあったこともあり、日本の慰霊碑を見たり、博物館で日本との関わりを知ることができる。
今回私は行くことができなかったがマッサージも好評なので、ゆっくり休みたいという方はマッサージに行くのもオススメだそう。
さらにラブアン島から30分~40分ほどフェリーに乗るとルスカン島という離島にも行けるとのこと。
ブルネイでダイビングを終えた後ラブアン島で1泊、翌朝ルスカン島に渡ってのんびりビーチで飲むというのもゆっくり過ごせていいかもしれない。
ブルネイダイビングと国境越えツアーをしたいなら
直行便が就航したこともあり行きやすくなったブルネイ。
今回の国境越えツアーをアレンジしてくれたのはPoni Divers Brunei(ポニ・ダイバーズ・ブルネイ)の渡部さん。
ダイビングツアーは下記のリンクから申し込める。
国境越えツアーの案内はページには掲載されていませんが、ご希望があればアレンジしますよ!とのこと。
ご興味ある方はエス・ティー・ワールドからお問い合わせを♪
ブルネイのダイビングレポートはこちらから。
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