フェアのおもひでポロポロ
やっと復活。ふう。
今さらマリンダイビングフェア2009。
ごくごく個人的な小ネタを紹介。
まず、土曜日の朝の出来事。
池袋駅から会場へ向かう途中、信号待ちで隣のおじさんと目が合う。
しばらく間があった後に「お〜久しぶり!」と握手をしてきたので、
まったく思い出せないが、つい「ひ、久しぶりです」と握手。
信号が青になり、当然会場までの道のりを一緒に歩いていくわけだが、
まるっきり思い出せずに内心ひやひや。
この時間に会場に向かうのだから、
ダイビング業界の方だということだけは確かだ。
「どうですか最近?」的な曖昧な会話をしながら探っていると、
「ツアー参加者が減ってよ〜」などと言うので、
都市型ショップのオーナーな気がしてきて、
「今週末はツアーに行かなくていいんですか?」と聞いてみると、
「え? うちがツアーやるわけないじゃん。あはははは」。
僕もとりあえず「あはははは」と笑ってみたり……。
結局、何者かわからないまま会場近くまで来ると、
おじさんが急にかしこまって、
「あの、今さらなんだけど、どちら様でしたっけ?
いや〜本当にすまない、会ったことは覚えているんだけどさ、
名前ちょっと思い出せなくて」と衝撃の発言。
おじさんも探っていたのであった(笑)。
「実は僕もどこでお会いしたのか忘れていて……」と告白し
いろいろお話すると、
ショップツアーを受け入れることの多い現地ダイビングサービスの方だと判明。
さらに、何と会ったことすらないことも判明。THE初対面(笑)。
初対面同士が笑いながら親しそうに歩いていたわけだ。
信号待ちで何となくどこかで見た顔と目が合い、
変な間があったのでおじさんはつい「お〜久しぶり!」と
声をかけてしまったらしい。
それにしても、おじさん、明るくフレンドリーなのはいいけれど、
「やせたんじゃない?」は調子良すぎでしょ(笑)。
会場では、ステージに登場したり、
今流行っているらしい「恋ブタ」キーホルダーをもらったりと、
少しは出歩きもしたが、
基本的にはず〜っと『マリンダイビング』ブースで新刊本を販売。
多くの方に買っていただき感謝。
皆、そりゃ面と向かっているので9割9分好意的な方ばかりで
会話は楽しい。
しかし、中にはとっても不思議な方も(読んでいませんように・笑)。
前書に付箋をつけて誤字脱字をすべて指摘していく方。
これは冷や汗をかきながら謝るしかない。
イラストのレギュレーターの左右が逆ということまで指摘されびっくり。
確かにこれはレイアウトの都合でわざと反転させて使用したものだが、
こんなところまで気が付いていただき逆にありがたい。
近づいてきて、「俺は絶対に買わないよ」とわざわざ言いに来る方。
「では、立ち読みでもいいのでご覧ください」と言ってみると、
本当に熱心に立ち読み(笑)。
中でも、一番おもしろかった(?)のが
熱心に質問してくる不思議なオーラの女性。
趣味や特技、好きな食べ物などあらゆることを聞かれ、
合間にほかのダイバーさんが買いにきても、横で待機してから再び質問。
そして、30分以上経ったころ。
「和尚は、雑誌ではチャランポランだと思いきやマジメな印象を持っていたのですが、
実際にお話してみると、本当にチャランポランだとわかりました。うふふふふふ」
ちびまる子ちゃんに出てくる野口さんのようにつぶやいて去っていった。
長い時間かなりマジメに返答したのに、報われなかったなぁ(笑)。
しかし、あなた正解です。
そして、ザビエル・カットを賭けて応募した「地球の海フォトコン」。
自由部門で無事入賞。ホッ。
しかし、グランプリ候補作品になっていたので、
「やっぱり裏から手を回したの?」と多く人から言われ……。
「さすがに出身者をグランプリにはできないよね」と言ってくれると思っていたが、そんな人は皆無(泣)。
何はともあれ無事にフェアも終了。
昨日、フェア後初めて編集部に寄ってみると、
忘れ物として事務局に届けられた和尚の衣装を手渡されたのでした。
ちゃんちゃん。