一色さんとシューボコと。
一色さんとの出会いはmixi。
大きなおっさんと小さなおっさんが「マイミクになりましょう」と。ポッ(赤面)。
SNSとはつくづく不思議な世界だが、こうした新しい関係を生み出す。
以来、mixi上でやりとりをしていたものの、
次は文通や出会い系サイトと変わりなく「会いましょう」。
しかし、そこはダイバー同士。
大きなおっさんと小さなおっさんが「一緒に潜りましょう」と。ポッ。
そして、当時、藤沢に住んでいた僕と鎌倉に住んでいた一色さんを含め
「ご近所潜り隊」の面々で逗子へ潜りにいくことに。
お会いする前はビッグネーム過ぎる名前にビビっていたが、
実際にお会いすると、ザ・気さく。
おまけに一緒に潜ると水中で何やら一色さんの様子がおかしくなって、
「すわ、パニックか!」と船上にエグジットしてみると「おしっこ、もれそうで……」。
ほとんどを南の島で潜っている一色さん。
いつものように水中で放尿のはずが、「は!? ドライスーツ」。
とりあえず、気づいて良かった(笑)。
この一件で、おしっこ系が得意(?)な僕はザ・親近感。
「ダイビングショップNANA」にて。向かって前列左が一色さん
そんな感じのお付き合い(どんな? 笑)の中で、
ダイビングに対する同じ思いを知る。
ダイビングは出会い。
海の中にいるのは2時間足らずだが、
ダイビングは集まる人たちとの出会いがおもしろい。
職業も年齢も性別も関係なく、潜って飲んで語り合って。
時に恋に落ち、時に険悪になったりも(笑)。
そんな、ダイビングを舞台とする、
出会いをテーマにした小説があったらおもしろいと「シューボコ」が誕生。
編集者特権で全体のプロットと第4話まで拝読したが、
主人公は〝死〟に直面するところから物語は始まるにもかかわらず、
各話は決して重くない。「あるある」といった話も多く、むしろニンマリしてしまう。
少しネタばらしになってしまうが、第4話「セブの女王」は、
ショップツアーで美人イントラに連れられてやってくるおっさん達の話。
この状況設定だけで、何だか香ばしいニンマリの予感がするでしょう?(笑)。
しかし、不思議なことにこの話に限らず、
各話は必ずキュンと胸が締め付けられるような読後感が残る。
このあたりの描写は、脚本家であり生粋のダイバーでもある一色さんしか描けない世界だ。
今後、各話ごとのエピソードも楽しみだが、
個人的には、各話が積み重なって、根底に流れる〝死〟のテーマが
どのようなうねりを見せ、〝生〟に帰結するのかが楽しみなところ。
もちろん、内容は最上級のエンターテーンメントだが、
一番強調しておきたいのは〝無料〝ってところ(笑)。
明日、Dコミュでスタートする連載小説「シューボコ」。お楽しみに!
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_5539.html
※近日、ロングインタビュー記事もアップ予定。
今だから話せる「彼女が水着にきがえたら」撮影話から
実際のダイビング体験話、「シューボコ」の話まで、こちらもお楽しみに!
※一色さんも参加するタイのクルーズ・ツアーもまだまだ募集中!
「クルーズは初めてです。いろいろお話をお聞かせください」
http://diving-commu.jp/pr/item_5395.html