旅の達人がオススメ! メキシコで参加したいオプショナルツアーTOP3

旅先に用意されているさまざまなオプショナルツアー。
ダイビングが目的でも最終日は一般観光客に混ざってツアーに参加することが多いでしょう。
ということで、僕が参加して楽しかったオプショナルツアーを、勝手にシリーズ化しちゃいます!

第一回目はメキシコのカンクンです。

カンクンは年間3万人以上の日本人が訪れる、カリブ海を代表するリゾートエリア。
透明度の高い海にはカリブ固有の魚が泳ぎ、南に浮かぶコスメル島とともにダイビングも盛んです。

ではさっそく3位からいってみましょう。

3位:イスラ・ムヘーレス

のんびりとした空気が漂う、カンクン沖の小さな島。
カンクンからフェリーで20分ほどの、気軽に行けるロケーションが魅力です。
このサイトでも越智さんのジンベエスイムやバショウカジキツアーでよく登場する島ですね。
真っ白なビーチが延び、みんなビールを片手に何もせずダラダラ過ごしています。

島内移動用にゴルフカートのレンタルがあるのも小さな島ならでは。
タコス1個50〜60円くらいの、おいしいタケーリアもあります。
そして何よりも島の名前がいいんです。
イスラ・ムヘーレスとは女の島という意味。夢のある名前じゃないですか!?

メキシコ・ムヘーレス島

マヤ文明の時代には、月の女神イシュチェルが祀られていたというムヘーレス島。海賊のアジトだった時代も長く、さまざまな伝説が残っています

■2位:トゥルム

カンクンがあるユカタン半島には、チチェン・イツァやウシュマルなどマヤ文明の遺跡が点在しています。
森林に囲まれたピラミッドは、幻想的であり迫力も感じさせます。
時間があればこれらの遺跡も見ておくべきだとは思いますが、僕が好きなのはもっと小さなトゥルムという遺跡です。

トゥルムはカンクンから車で1時間30分ほど南下した海沿いの遺跡。
囲みという意味を持つ都市は、背後を海に守られた堅固な要塞だったと考えられます。
しかしトゥルムが建造された12世紀ごろからマヤ文明は衰退への道を歩みはじめ、16世紀にはスペイン軍との戦いで陥落してしまいます。
真っ青な海を見下ろすように立つ遺跡は、少し寂しさをも感じさせる芸術的な佇まいを見せています。

メキシコ・トゥルム遺跡

ソーダ色の海に守られたトゥルム遺跡。中央にそびえるカスティージョ(神殿)には、降臨する神の彫刻が施されています

■1位:シアン・カーン

シアン・カーンとはユカタン半島東海岸に広がる自然保護区のこと。
熱帯雨林のジャングルからマングローブに覆われたラグーン、豊かなサンゴ礁など多彩な環境に恵まれ、世界遺産にも登録されています。

この自然公園を巡るエコツアーがじわじわと人気を集めており、日本人観光客も着実に増えているそう。
植物や動物などの解説を聞きながら歩くツアーは、知的好奇心も満たされる貴重な時間。紀元前300年ごろに造られたマヤ文明の遺跡もあります。

ジャングルを抜けると目の前に広がるのは爽快なブルーラグーン。
マングローブの間には、透明度抜群の水路がゆるやかに流れます。
ここではぜひ水着になって泳ぎたいところ。
ジャングルの中を歩いてほてった体がクールダウンされ、最高に気持ちがいいです。
8時間ほどかかる1日ツアーになってしまいますが、良質なエコツアーを体験できるので、1日とって行く価値はあると思います。

メキシコ、シアン・カーン

ライフジャケットの上に座って、流されるままに川下り。水底には石灰質の白い泥が敷き詰められています Ph by Hajime Ishikawa

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PROFILE
ビーチリゾートをメインにしたトラベルライター。
50以上の国を訪れた経験を生かし、旅行ガイドブックや旅行雑誌などを制作している。
編集プロダクション「アトール」所属。
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