新たな裏ワザ!? ダイビング器材をひょいっと背負う方法

これまで何度かダイビング器材を楽に背負う方法を紹介してきましたが、今回、新たな裏ワザを目撃したのでご紹介します。

まずはおさらい。

一人で器材を背負う場合、器材を高い場所に置いてから背負う方法が一般的ですが、段差がない場合、地面から持ち上げるしかありません。
しかし、腕だけで持ち上げようとすると、支点となる腰に負担がかかってしまいます。

ダイビング器材をすんなり背負う方法 応用編

そこで、以前紹介したのは、支点を増やしたり、テコの原理を利用して効率よく力を使って背負う方法でした。

ダイビング器材をひょいっと背負う方法 | オーシャナ

しかし、今回紹介するのは、やや力と勢いに任せた方法で、プロが好む、かつぎ上げ背負いの部類に入るかもしれません。

ダイビング器材をすんなり背負う方法 応用編

腕力ではなく、脚力を使って背負う!?

先日、北海道から来たアビイウエーブの大川拓哉さんと潜りました。

さて、エントリーでもしましょうかとなったとき、大川さんは、おもむろに器材に近づくと、なんと、タンクを蹴り上げ、ひょいっと背負ったではありませんか!!

そう、かつぎ上げ背負いは腕力で強引に持ち上げてしまう技ですが、今回、使うのは脚力です。

(以下、写真・情報/大川拓哉)

手順とチェックポイント

1.まずは、BCのショルダー部分とタンクを持ち、タンクを傾ける

ダイビング器材をひょいっと背負う方法

2.タンクの底に足を突っ込み……

ダイビング器材をひょいっと背負う方法

3.蹴り上げる!

ダイビング器材をひょいっと背負う方法

4.蹴り上げと同時に、主に右手の力を使ってさらに引き上げたところで、体を回転させ、左腕を突っ込む

ダイビング器材をひょいっと背負う方法

5.さらに、肩まで一気にグッと通して、あとは肘から右腕を通せば完了!

ダイビング器材をひょいっと背負う方法

器材に近づくところから、腕を入れるまでの一連の流れを、スムーズに連動させて行なうことがポイントです。

蹴り上げたと同時に、引き上げる力も使って、器材が宙に浮いている時に素早く回転して腕を通す…。

イメージは背負い投げです。

腕を通すタイミングが一瞬なので、BCのサイズ感が大事。
自分の器材で、慣れてくればスムーズにできるはずです。

周囲に気を付けて、ぜひ、お試しあれ♪

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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