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生きた姿の撮影に成功! ダイバーなら知っておきたいリュウグウノツカイのイロハ閲覧無制限

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徒然コラム
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去る2016年5月24日。
島根県大田市で生きたリュウグウノツカイの姿が撮影されました。
水中を泳ぐ姿を収めた映像は非常に貴重なものだそうです。

しばしば話題となるリュウグウノツカイ。
ダイバーや深海魚マニアでなくても名前と姿かたちぐらいは知っている方も多いでしょう。

ところであなたはリュウグウノツカイのこと、どこまでご存知でしょうか!?
生態についてはまだまだ謎が多い魚ですが、改めてまとめてみたいと思います!

Regalecus_glesne_juvenile
■リュウグウノツカイ-Regalecus glesne-
■アカマンボウ目リュウグウノツカイ科リュウグウノツカイ属

大きさ

全長3~5mほどの個体が多いのですが、最大では全長11m、体重272kgに達する個体が報告されているそうです。
この身体の長さは硬骨魚類では世界最長なんです!
(サメ:軟骨魚 クジラ:哺乳類)

分布

実は世界中の海に生息しています。
太平洋、インド洋、大西洋などの外洋で、群れは作らずひとり中層を漂っています。

形態

英名のひとつに「Oarfish(オールフィッシュ)」とあるように、細く伸びた腹鰭の先端がオール状に膨らんでいます。
(写真の身体が曲がっているあたり)

どうしても頭の赤いトサカ(背鰭の一部)に目が行ってしまいがちなので、ご存知無かった方も多いのではないでしょうか?

オール状の腹鰭先端には多くの化学受容器が存在することがわかってきています。
この器官を使って餌の存在を探知している、という説が立てられているそうですよ。

食味

人間食い意地が張ったもんで、食べた人の話が、それも続々と出てきます。

見た目は綺麗な白身魚。
肉のつき方が独特ですね。

食べた感想としては

“刺身はまるでエビの刺身の様”
“鍋にしたらあっという間に完食した”
“カワハギの肝の様な濃厚な味”
“卵の白身の様な食感”

などといったコメントが残されています。

伝説

世界各地の伝説、その正体がリュウグウノツカイだと目されている物がいくつかあります。

西洋諸国でシーサーペント、海の大蛇として恐れられる未確認生物はリュウグウノツカイなのではないか、といわれています。

また、日本の人魚伝説はリュウグウノツカイが正体と考えると辻褄が合う点がいくつかあるのだとか。
古今著聞集などいくつかの文献に登場する人魚は、白い肌に赤い髪、まさにリュウグウノツカイの特徴そのもの。
目が大きく、顎が突き出している点も、人間の顔に似ているといえば似ています。

人魚伝説が日本海側に多いというのも、リュウグウノツカイの目撃例が太平洋側に比べて日本海側に多いことを考えると、合点が行きます。

あくまで伝説なので、真偽のほどは定かではありませんが…

不思議な不思議な深海魚、リュウグウノツカイ。
過去には西伊豆大瀬崎や東伊豆初島、奄美大島など様々な場所で観察されているので、ダイバーでは一度は出会ってみたいものですね!

(取材・文/細谷 拓)

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