そんなギャップに恋をして

雑誌や図鑑の写真と実際に海の中で見た生物の大きさの違いに
驚くことってありませんか?

僕自身、初めてパラオで見たマンタに「でけー、でけー」と興奮していると、
船上に上がってからカメラマンに「小マンタだったね」と言われびっくり。

ダンゴウオも指の第一関節分くらいあると思っていたが、
実際に水中で見せてもらったダンゴウオは小指の爪の1/4程度。

目は頭の中のイメージに合わせてしまっているので、
ガイドさんに指されてもなかなか見つけられず。

反対に、串本の海で初めて見たオオモンイザリウオは
ソフトボールとバレーボールの中間くらいの巨大さで、
伊豆でベニイザリウオばかり見ていたのでやはり指をさされても目が合わない。
目の焦点が合ったときにはぶったまげたものだ(笑)

多くのダイバーからもそんな写真と実物の違いについての話はよく聞くが、
必ずと言っていいほど実物を見て「小っさ!」、「細っ!」と驚かれる魚がいる。
そんなギャップ・チャンピンは……

ハナヒゲウツボ

近海のウツボといえば人間の腕ぐらいあるし、
海外では人間の頭ほどの種類もいる。
対象物を写しこんで撮られることもあまりない魚なのでイメージはウツボ。
しかし、実際に見ると、たて笛程度の太さで驚くが、
逆にその華奢で美しいボディにウットリ。

人間と同じように、魚もギャップがあるヤツがもてるようだ。

ダイビング ハナヒゲウツボ
ゴット姉さんの「実物大のお魚」企画より

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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