そんなギャップに恋をして
雑誌や図鑑の写真と実際に海の中で見た生物の大きさの違いに
驚くことってありませんか?
僕自身、初めてパラオで見たマンタに「でけー、でけー」と興奮していると、
船上に上がってからカメラマンに「小マンタだったね」と言われびっくり。
ダンゴウオも指の第一関節分くらいあると思っていたが、
実際に水中で見せてもらったダンゴウオは小指の爪の1/4程度。
目は頭の中のイメージに合わせてしまっているので、
ガイドさんに指されてもなかなか見つけられず。
反対に、串本の海で初めて見たオオモンイザリウオは
ソフトボールとバレーボールの中間くらいの巨大さで、
伊豆でベニイザリウオばかり見ていたのでやはり指をさされても目が合わない。
目の焦点が合ったときにはぶったまげたものだ(笑)
多くのダイバーからもそんな写真と実物の違いについての話はよく聞くが、
必ずと言っていいほど実物を見て「小っさ!」、「細っ!」と驚かれる魚がいる。
そんなギャップ・チャンピンは……
ハナヒゲウツボ
近海のウツボといえば人間の腕ぐらいあるし、
海外では人間の頭ほどの種類もいる。
対象物を写しこんで撮られることもあまりない魚なのでイメージはウツボ。
しかし、実際に見ると、たて笛程度の太さで驚くが、
逆にその華奢で美しいボディにウットリ。
人間と同じように、魚もギャップがあるヤツがもてるようだ。
ゴット姉さんの「実物大のお魚」企画より