もうひとつのマグロ穴
うおっうおっ、笹岡で…、あ、ササウオです。
小笠原諸島が世界自然遺産に登録されましたね!
とってもおめでたいことですが、観光客が増えると島の自然に影響が出ないかなーと、ちょっと心配しています。
役場ではネイチャーガイドを登録制にするなど、自然を守る対策も考えているみたいなので、大丈夫だと思いますが…。
さて、そんな小笠原へ行ってきましたので、今回から数回にわけてレポートしますね。
今回は、これこそ世界遺産に登録したい「マグロ穴」です。
「マグロ穴」
名前のとおり、穴の中にイソマグロが群れているものすごいスポットです。
父島から北へ約45キロの嫁島の近くにあり、冬場は北の風が吹いて海が荒れるため、なかなか潜りに行けません。
でも5月くらいから海況が安定し、遠征が可能になります。
冬の間、だれも潜っていないので、一年で最もイソマグロが群れている、とよくダイビング雑誌には書いてあります。わくわく!
さらに、人が入るのは今年初ということで、いやがうえにも期待が高まります!!
で、潜った様子がこちら↓
あれ? 思ったよりも数が少ない??
全部で20尾ほどしかいませんでしたが、それでも巨大なイソマグロに大満足!
やはり相手は自然のものなので、5月だっていないことがあったり、逆に夏に大群が現れることもあるんです。
ところで皆さん、実はもうひとつ「マグロ穴」があるって知ってましたか?
嫁島からさらに北へ15キロほど行ったところにある媒島(なこうどじま)にも「マグロ穴」があるんです!
「嫁島・マグロ穴」はアーチ状になっているから、イソマグロが穴の奥から逃げてしまうこともありますが、「媒島・マグロ穴」は、完全な洞窟になっているのでイソマグロの逃げ場がなく、逃げるときはダイバーに突進してくるのでものすごい迫力なんです!
本当にぶつかっちゃいそうなほどに!!
その様子がこちら↓(洞窟でちょっと暗いですが、50尾ほどいました!)。
「媒島・マグロ穴」。皆さんも小笠原に行ったときは、ぜひリクエストしてみてくださいね。
ちなみにイソマグロは英名でDog Tooth Tuna。
犬のような歯をしたマグロという意味なので、歯に注目してみてくださいね!
次回はイルカについて紹介する予定です。うおっ、うおっ!