「じゅごんの見える丘」のある風景

Dコミュ愛読者の皆さんこんにちは。

サラリーマン時代、沖縄へダイビング旅行に何回か出かけた事があった。
とりづらかった有給休暇を金曜日の1日だけとる3連休。
とれない時は金曜日に仕事が終わって羽田の最終便で那覇へ向かった事も。
そんなころが沖縄へ移住した今となってはとても懐かしい。

しかし、当時は、せっかく沖縄まで来たのに、
潜るだけ潜ってこの地の文化に接する事がほとんどなかった。
あっても最終日に那覇市内を少しだけ観光する程度。
海に潜って日常のストレスが解消されたので、それで満足していたのだ。
むしろ、忙しなく短期でダイビングが楽しめる事に醍醐味を感じていたのかもしれない。

また、都市型ダイビングショップのツアーに申し込んでいたので、
沖縄へ行ってもそこで会うのは何時も伊豆等へ一緒にいっていた気の知れた仲間。
彼らと会う事もまた楽しみだった。

しかし、沖縄で生活を始めると、当時は気付かなかった文化や生活に気付き始める。

ガイドブックに載っているのはリゾート化された西海岸で、
行かなくてもインターネットや情報誌でどんな場所かだいたい分かってしまう事が多い。

以外と少ないのが東海岸で、その中に私が訪れている大浦湾がある。
この地が面白いのは、前回までお伝えしたように、海の中も未開拓な部分がたたくさんあるのだが、
陸もまた車を降りて歩いてみないと気付かない絶景の場所がある。

■シンガー・ソングライターCoccoさんの曲名にある『じゅごんの見える丘』
この題名と同じ呼び名の場所。

■映画『カムイ外伝』の沖縄ロケ現場。
先日結婚した小雪と松山ケンイチが出会った作品と言われている。

地元の人に聞いて見ると、露出されていた場所もあったが、
それをネタに観光地化するのではなく、そのまま自然を残したいという声も多い。

確かに、沖縄本島もそうだが、離島の小さな島でさえ
整備されていない護岸や道路がないほどに公共工事が多い。
ありのままの自然が残っている場所を探す事が難しくなっている。

ダイビングのついでに港の漁師に話を聞いてみたり、
食堂で地元の人達に話を聞いてみると、空振りも多いが、
意外とガイドブックに載っていない新鮮な情報が聞き出せたりもする。

時間のある方はそんな旅をしてみるのも良いかもしれない。
 

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