ヒョウを見てマンタを思う!? @南アフリカ
Avuxeni! 今、南アフリカを取材しています。
ご存じのとおりワールドカップが開催された、アフリカ最南端の国です。
アフリカといえばサファリ! ということで、
クルーガー国立公園に隣接するサファリロッジに滞在しています。
ロッジでは早朝と午後の2回、サファリツアーが開催されます。
サファリツアーとは、簡単にいえば野生動物の観察。
ジープに乗って、広大なブッシュに棲む野生動物を観察して回ります。
ライオンやゾウ、キリン、シマウマなどおなじみの動物から、
ハコガメや固有のカエル、色鮮やかな鳥まで、さまざまな動物に出会えます。
ロッジのテラスからもこんなワイルドライフが観察できちゃいます
もちろん野生動物ですから確実に見られるとは限りませんが、
フィールドを知り尽したガイドが案内してくれるので、
かなりの確率で人気生物が登場するのはさすが。
まるで計ったかのように現れるゾウの群れやヒョウのカップル、
バッファローを追うライオンなど、まさに野生の王国(古い!)を目の当たりにしています。
ガイド同士は無線で連絡を取り合っているのですが、
やはりガイドによって動物との遭遇率は変わるもの。
動物の生態や行動パターン、ごろごろ落ちているフンや足跡からコースを決めます。
進んだ先に目当ての動物が現れた瞬間は、ガイドにとっても快感なんだとか。
昨晩、僕のガイドは「ヒョウの交尾を見せる」といって、
数台のジープが集まるポイントに連れていってくれました。
草むらに横たわるオスのヒョウを、5台のジープが囲んでいます。
人間なんてまったく気にしないヒョウ。この感じもダイビングっぽい!?
しばらく待ったのですが何も起こらず、そのうち他のジープは諦めて1台、
また1台と別の動物を探しに離脱していきます。
僕もガイドに「他に行かないのか?」と聞いたところ、彼は「今日は90%大丈夫」と自信満々。
その直後、ブッシュの中からメスのヒョウが現れて、横たわると×××。
いや、ロマンティックでもエロティックでもなく、咆哮と共に終わる一瞬の交わり。
その声を聞いて急いで戻ってきたジープもいましたが、時すでに遅し。
といっても、その後、5度ほど交尾が見られたので、実際、遅くはなかったのですが。
そして、僕はこの一連の流れに既視感を覚えました。
何だろうと考えたのですが、「あ、ジャーマンチャネルのマンタ待ちに似ているな〜」と。
そういえば、ガイドが予測をして動物を探すところとか、大物を待つ感じとか、
生物を見つけて一斉に写真を撮るプロセスとか、ダイビングにそっくりですよね。
まあ、どちらも野生生物が相手なのですから当然なんですが、
海から離れた内陸の草原で、そんなことを考えて「Dコミュに書こ〜♪」と思ったのでした。