サンゴ礁と猪木
海洋面積の0.2%にしか過ぎないサンゴ礁だが、
海洋生物の25%がサンゴ礁に関わって生きている。
そんな生命の源・サンゴ礁の昨今の急速な減少を食い止めようと、
“サンゴ礁年”と位置づけられた2008年。
各方面でいろいろな動きが出てきている。
『マリンダイビング』でも2008年はサンゴ尽くしになるはずだ。
前の日記でも少し触れたが、
サンゴ礁に関するプロジェクトの記者発表に潜りこんできた。
なぜ、この記者発表に行ってみたくなったか。
それは、常々サンゴ礁を守りたいと考え、環境の啓蒙に力を入れている僕。
つまり海を伝える者として、当然の使命だと感じているから。
あ〜海よ、永遠なれ。
というのは真っ赤な大嘘で、ただ
猪木に会いたいから
頭の中を、女子9割と残りは自分の欲求で占める僕にとって、
環境というキーワードで突き動かされることはない。
サンゴより嫁取りと会社をどうするかの方が重要だ。
このスタートラインから始めたい。
環境問題は、個人の意識より行政主導。
そして、“環境で金を生む”志向が重要だろう。
ということをしっかり理解した博報堂さんの、
「サンゴだけじゃなくって猪木もいるよ〜♪」という作戦におびきよせられ、ふらふらと報道発表へ。
報道発表の中身は“gooホームPROJECT”。
内容を伝えると約束をして潜りこませてもらっているので、
まずは内容を簡単に説明する。
「従来のSNSがコミュニケーションの意味合いだったところを、
“コミュニケーションして世の中が良くなる”というコンセプトのもと、
このSNSに参加するだけで実際に沖縄にサンゴが植えられる」という仕組み。
http://sango.goo.ne.jp/landing.html
後発のSNSが何とか会員を増やそうとしてひねり出したアイデアだが、
そのスピリッツにはかなり賛同。
何がいいって、会社の実利と環境の実利の両方を目指しているから。
しかし、批判もあったらしい。
聞けば、「そんなシステム作るならその金で最初から沖縄にサンゴを植付をすればいいじゃない」とか「環境を利用しやがって」という批判だったらしいが、そういう大バカ者には最低限の衣食住だけ与えて一生植付と海底清掃やらせとけばいいでしょう。
ということで、僕も早速登録。
30人で1株植えられるのだが、
僕が参加したサンゴはあと3人(12月3日時点)。ちょっと楽しみ。
http://sango.goo.ne.jp/landing.html
さて、報道発表。お目当ての猪木。
まずはお偉いさんから何だかんだ説明があって、
田中律子さんが何だかんだ熱く語る。
何だかんだ語る田中律子さん
ちなみに、田中律子さんは素晴らしいと思う。
彼女の口から発せられるサンゴや環境の話は本物だ。
ダイビングの話もインストラクターなので当然、自分の言葉で語る。
そして、何が素晴らしいかって、海の環境やサンゴの活動を、
付加価値として本業であるタレント活動に生かしているところ。
やりたいことを稼ぎながら実現しているのが素晴らしい。
そして、遂に猪木が登場。
例のテーマ曲に乗って、ニコニコと世界一恐ろしい笑顔で登場。
元気ですか〜〜!
元気があれば、サンゴも増える。ふふ。
さすがです兄貴。いや猪木。
その節操のなさが大好き[m:46]
そして、猪木がひとしきり環境についてなんだかんだ語り、
プロジェクト説明が終了。とくれば、当然シメはあれでしょう。
いくぞ〜〜〜。
1、2、3、ゴ〜〜〜!
ダァ〜って言いたかったが、この際しょうがない。
次は猪木によるサンゴ植付の実演。
律っちゃん応援のもと、皆、猪木の登場を待つ。
お! 後ろの赤いスーツは猪木!?
律っちゃん、後ろ後ろ〜。
思いっきりヒップファースト
寺子屋的にはそこで反転してほしいところ(笑)
ダイバーに首根っこつかまえられて移動する猪木
ここですよ〜、植付
植え付け中
このサンゴを……
こうやって植えるんダァ〜〜
ひと仕事終えて、やっぱり引っ張れて帰る猪木
そして、囲み取材。猪木近い。幸せ。
最後はもちろん、1,2、3ゴ〜〜。
濡れたままのウエットでお疲れさまでした。
ということで、猪木にウットリ。ついでにサンゴの植付も学んだ1日。
環境系のシンポに出ると「まずは身の回りでできることから」的な激しく眠くなる話が多く、
「この人たちとは気が合わん」ととまどうばかりだったが、
“猪木とサンゴ”という絶妙な組み合わせにより、
自分なりにおもしろおかしくサンゴに対してできることを考えたりしたのでした。