【GULL連載 動画あり】超高性能フィン「GT」を実際に使ってみたら予想以上にすごかった!

おまけ。実際に着脱も試してみた!

着脱が簡単に瞬時に行える”というGTの特徴も真相を確かめたくなったセリーナは着脱の検証もさせてもらうことにした。こちらもせっかくなら比較した方がわかりやすだろうということで、同ブランドのGTと同じくオープンヒールでアジャスター調節が必要なラバーストラップ「SUPER MEW XX」と比較してみることにした。ビーチエントリー・エキジット、ボートエントリー、5mmのグローブをしている状態でそれぞれ紹介。

ビーチエントリー・エキジットを再現した着脱比較

ビーチエントリーでは基本的に立った状態での着脱になる。時にはうねりや流れのある中だったり、足場の悪いところの場合もある。その中でもフィンをスマートに短時間で着脱できると、イケてるダイバーに一歩近づくのではないかと個人的に思っている(笑)。果たしてGTはスマートに着脱できるフィンなのだろうか。

GTはスプリングストラップを1回引っ張っただけで、着用完了!ワンタッチならぬ“ワンプル”とでも言えようか。極めてスマートだ。たとえば、うねりのあるビーチエントリーでも、これならうねりが収まった隙に一瞬で履けるので、フィンのストラップを締めている間やフルフットフィンに足を押し込んでいる間にうねりで体が持ってかれて、バランスを崩す…なんてこともないだろう。

しかし、脱ぐ時はどうだろうか。惜しくもGTの方が時間を要する結果となった。ラバーストラップは着用の際にはアジャスター部分を引っ張る必要があるが、脱ぐときにはフィン側面に取り付けられたバックルをカチッとするだけで、簡単に脱げるのだ。もちろん、GTのスプリングストラップも極めたら、ラバーストラップ以上に早く脱ぐことができるかもしれないが。

ボートエントリーを再現した着脱比較

念のため、ボートエントリー時の着脱も再現してみた。ボートエントリーでは基本的にボートの縁、もしくはボートに備え付けられた椅子に座って着用することが多い。狭い船上の場合、器材を背負った状態で前屈みになるのが苦しかったり、揺れるボート上で下を向いている時間が長いと船酔いにも繋がりかねない。なんとしても素早く履く必要がある…。

結果は、おわかりのとおりGTのほうが早い。さらに注目すべきは片手で履けていること。片手で履ける分、前屈みになる角度が小さくなり、苦しさが軽減されるのは嬉しい!この素早さがあれば、チームのメンバーの準備が早くて焦る、なんてこともなくなり、むしろ誰よりも早く準備ができて余裕さえ出るかもしれない。さらに、15年のダイビングガイド経験のあるオーシャナカメラマン・ユウダイさんにも試していただいたところ「着脱はすごく楽」というので、間違いない。

5mmのグローブをしている状態での着脱比較

特徴の部分で、GTのスプリングストラップには、たとえ厚手のグローブをしていたとしても着脱が簡単に瞬時に行えるように持ち手がついているとご紹介した。その検証もしてみた。

5mmの寒さ対策用グローブをしていたとしても、なんのその。スプリングストラップの持ち手に指を通せば、素手と同じくらいスムーズに着脱をすることができた。

まとめ

さて、GTに関して、Mサイズが追加された理由、特徴、着脱の紹介、水中でのフィンの動きの紹介をしてきたが、いかがだっただろうか。本記事の中で触れてきたGTの要点をまとめてみるとこのようになる。

  • ●オープンヒールで最上級となるハードスペックなフィン
  • ●Mサイズの登場で足の小さなダイバーでもオールシーズン使用可能
  • ●「ジェットホール」、「しなり」、「スプリングストラップ」、「フットポケット」に最大の特徴あり
  • ●フロッグキックでたくさんキックしても疲れない
  • ●フラッターキックのスピードは抜群
  • ●振り幅が小さなキックでも進む
  • 着脱の簡単さとスマートさはピカイチ
GT SUPER MEW XX GT 類似形状品
フロッグキックのしやすさ・持久性
フロッグキックでの推進力
フラッターキックのしやすさ・持久性
フラッターキックでの推進力
モディファイドフラッターキックのしやすさ・持久性
着用スピード
脱ぐスピード

GTをまだ使ったことがない人に対して「一度騙されたと思って使ってみてほしい」、と播磨氏も言うほど。実際に試させていただいた、私も同感だ。今回Mサイズが新しくラインナップされたことで、ぜひ足の小さなダイバーにも使っていただき、ダイビングをより楽しんでもらえればと思う。

お試しできる場所

ショップでの貸し出し

ダイビング器材の販売を行う一部のダイビングショップにて、あらかじめ相談・予約しておくと、試用することができる。対応していないダイビングショップもあるので、事前に確認しよう。

モニター会

現地ダイビングサービスにて開催されるGULLのモニターイベントでは、実際に海でフィンを試着でき、メーカーから直接のアドバイスも聞くことができる(日程は後日GULLホームページにて掲載予定)。
GULLのモニター会情報はこちらから

購入できる場所

ダイビングショップやダイビング器材販売店にて購入可(下記一覧参照)。
取扱店舗一覧

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キヌガワではドライスーツに特化したキャンペーンを開催中。ぜひGTを試してキャンペーンに応募してみてみよう。
開催期間:9月1日(木)〜11月30日(水)
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製品詳細

カラー

ブラック、ホワイト、オリーブ、セイフオレンジ、エドヴァイオレット
※オレンジL、XLのみ
※オリーブは L、XLのみ
※エドヴァイオレットは Mのみ

ブーツ適応参考表

サイズ GSブーツ 他社製ドライブーツ
(ワールドダイブ社/モビーディック社)
M 25~26cm 23~25cm
L 26~27cm 25~26cm
XL 28~30cm 27~28cm

価格

¥44,000(本体価格 ¥40,000)
※GT用スプリングストラップ標準装備

Sponsored by GULL(株式会社キヌガワ)
1983年にキヌガワグループのスタッフ数名によって立ち上げられたGULL 。シンプルで無駄のないデザインをポリシーとし、長い歴史に裏打ちされたテクノロジーとアイデアで、日本のダイビングシーンを牽引する商品を世の中に送り出しています。
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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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