【結果発表】1,000点を超える応募作品の頂点は!? 渡嘉敷フィルムフォト&ムービーフェスティバル表彰式&審査風景レポ
慶良間諸島の写真と動画のコンテスト「渡嘉敷フィルムフォト&ムービーフェスティバル」の結果発表と表彰式が10月22日(土)に行われた。場所は渡嘉敷島にあるペンション&レストラン「Half 1/2 Time(以下、ハーフタイム)」。当日は審査員だけでなく、受賞者や島民も集まり、ライブ配信も行われた。
1,000点を超える応募の中から選ばれたのはどんな作品なのか。表彰式の様子、各部門の最優秀賞、審査の様子をお届けします!
リアルとオンライン、ハイブリッドで表彰式を開催
表彰式が行われたハーフタイムは半屋外のレストラン。夜風に吹かれながらビールを飲むにはもってこいの場所だ。中央スペースにスクリーンや審査員席、配信用の機材と表彰会場がセットされている。
会場には審査員7名が勢揃い。Fisheye代表・大村謙二氏、水中写真家・鍵井靖章氏、RGBlue代表・久野義憲氏、渡嘉敷村 村長・座間味秀勝氏、水中写真家・中村卓哉氏、女優・藤本泉氏、フィルムメーカー・武藤洋氏の7名だ(ワールドトラベラー・MAAKOMIND氏は欠席)。急遽、オーシャナ編集部の私スイカも司会を仰せつかり、栄えある舞台の前にドキドキしながら開始を待った。
10月といえども、渡嘉敷はまだ夏の暑さ。夜の少し生ぬるい空気を吹き飛ばすようなオープニングムービーから始まった。座間味村長から言葉をいただき、会場に集まった応募者や地元の方々、ライブ配信を閲覧している人々に見守られながら、結果発表と表彰へ。
表彰式会場では各賞の最優秀賞が発表される前に、各審査員が選んだショートリスト(最優秀賞の候補リスト)が発表された。ショートリストが発表されるたびに「はい!」「私のです!」など応募者から声が上がり、会場のボルテージが上がる。
全10賞16部門の最優秀賞を発表!
それでは栄えある各部門の最優秀作品をご覧ください!
スキンダイビング賞(一般部門)
スキンダイビング賞(島民部門)
ビーチ賞(一般部門)
ビーチ賞(島民部門)
ムービー賞(一般部門)
precious moment/marielsparkle
ムービー賞(島民部門)
「High dive」/airin9688
環境賞(一般部門)
環境賞(島民部門)
Fisheye賞(部門設定なし)
RGBlue賞(部門設定なし)
渡嘉敷村⻑賞(部門設定なし)
渡嘉敷子供賞(島民部門のみ)
水中ワイド賞 (一般部門)
水中ワイド賞 (島民部門)
水中マクロ賞(一般部門)
水中マクロ賞(島民部門)
会場に来ていた受賞者の方たちには、その場で表彰が行われた。親子で受賞された地元の方々、たまたま渡嘉敷に来ていた方など、それぞれが表彰状と副賞を受け取り喜びの言葉を述べた。
会場に来られなかった一般部門の受賞者とも、テレビ会議システムで繋ぐという粋な計らいも。電波の関係でタイムラグがありつつの会話となったのもご愛嬌。
当日の表彰式の様子はこちら↓
最後はみんなで記念撮影!
表彰式前日の審査の様子
実は各部門の最優秀作品が決定したのは表彰式の前日。審査員の皆さんが渡嘉敷島のホテル「サンフラワー」に集結し、あーでもないこーでもないと頭を悩ませ決定したのだ。
審査の流れはこうだ。各部門の審査員たちはショートリストとして5作品を選び、この日に審査員全員で共有、合議制で最優秀賞を決めるというもの。悩みに悩んで5作品を選んだという各審査員だったが、その場でさまざまな意見が飛び交い、さらに悩む。オンラインで参加していたMAAKOMINDさんも画面越しで一緒に悩む。
審査員を悩ませたのは、全体的なレベルの高さ。特に水中マクロ賞、水中ワイド賞はバリエーションも豊富で、ギリギリまで悩んだと鍵井氏と中村氏。
島民部門や渡嘉敷子供賞の応募作品は、渡嘉敷島に暮らす人びとならではの目線で捉えられた風景や自然の描写に溢れており、審査員も感心しながら審査を進めていた。この夏、フェスティバル主催の渡嘉敷フィルムでは、渡嘉敷島の中学生を対象にフォト、ムービーセミナーを実施。そこで得た知識をフル活用して、楽しみながら撮影したことが伝わる子どもたちの作品は、見ているこちらも笑顔になるものばかりだった。
およそ4時間にわたる審査を経て、全16作品が選ばれたというわけだ。
慶良間諸島の魅力に出合える
「渡嘉敷フィルムフォト&ムービーフェスティバル」
渡嘉敷フィルム初のイベント「渡嘉敷フィルムフォト&ムービーフェスティバル」は、1,000点を超える応募に、豪華審査員が集結するハイブリッド表彰式と大いに盛り上がりを見せた。次回も海はもちろん、人や陸の自然など、渡嘉敷島をはじめ慶良間の魅力をもっと感じられるようにしていきたいという座間味村長の意気込みで締められた。さらにパワーアップするであろう次回が楽しみだ。
また、今回ショートリスト含め表彰式で発表された約70の作品は、慶良間に実際に訪れた方々や渡嘉敷島で暮らす方々が感じた魅力が十人十色に表現されたものばかり。見ればきっと新たな慶良間諸島に出合えるはず。惜しくも発表されなかった作品たちも#tokashikifilmから見ることができるので、ぜひご覧ください。そして実際に慶良間を訪れ、次回また新たな慶良間諸島の魅力を共有していただけたら幸いだ。
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