【速報】沖縄本島のダイビングポイントに、巨大ホホジロザメが出現しました! 写真と動画で激写に成功!

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年末年始の休みを利用して、どこかの海に潜りにいくダイバーも多いのでは?
そんなお正月ダイビング中に、沖縄本島のポイントでとんでもない大物を目撃したという情報が入ってきた。

2018年1月2日(火)。
な、なんと! 目撃された大物は、体長5m近くはあるのではという巨大なホホジロザメ!
場所は沖縄本島南部、船で40~50分走った場所にある「トライアングル2」という超大物ポイント。

遭遇したのは、このポイントに潜り続けて7年になる、ドリフトダイビング専門店 ドリスタ・ダイビングサービスの奥村友樹さん。
奥村さんによると、「ここは幻のポイントと呼ばれていて、海況がよくないとなかなか行けないポイントです」。と言うほど、潜りにいくだけでもラッキーなポイントなのだそう。

このポイントには、漁礁が堆積していて、本来はアカシュモクザメやカマストガリザメがよく見られるとのこと。
「沖縄本島で、アカシュモクやカマストガリザメが見れるっていうだけでも珍しいんです」と奥村さんは言う。

話を聞くと、午前8時30分ごろ、まだまだ海中は薄暗いなか、奥村さんがガイドで先頭を泳ぎ、その後に5ショップ、スタッフとゲストいれて計15名が一緒にドリフトしている状況。
この日も、カマストガリザメを目撃してボトムまで降りたところ、不意に別の方向から巨大なサメが現れたそう。

「普段はサメが出たらとにかく突っ込むんですけど、この時は、最初デカ過ぎて、一瞬躊躇してしまいました。近くにある漁礁が長さ2mくらいだから、多分5mはあったんじゃないかっていうくらい巨大でした。めちゃくちゃ興奮しましたね! ダイビング中にホホジロザメ見たのは初めてだったので」。
と興奮していたが、そのわりには、「クラスパー(オスの生殖器)がなかったからメスでしたね。お腹も大きくて、妊娠してるのかなって感じでした」と冷静に、性別の確認までしていた。

2mの漁礁に比べると、その巨大さが良くわかる

2mの漁礁に比べると、その巨大さが良くわかる

「一緒に潜ったメンバーのなかには、あれがホホジロザメだとわかっていない人もいましたが、昨年末、越智さんとオーストラリアにホホジロザメを見に行かれたゲストの方もいて、もう大興奮でしたよ!」とのこと。

以下、そのときのレポート記事。

その人のキャラを知っているだけに、狂喜乱舞してるところが目に浮かんだ。

調べる必要があるが、沖縄本島でダイビング中にホホジロザメに遭遇して、これほどはっきりとした証拠写真が撮影されたのは、おそらく初めてのことではないかと思う。

今後もこのポイントに潜りますか? という質問に、「ガイドとしてアドレナリンが出まくるようなダイビングができれば、僕は満足です。次の夢は、メガマウスに出会うことです!」と奥村さん。

奥村さんにとってホホジロザメは、海中で見てみたい夢の生物の1つだったそう。
新年早々、初夢ならぬ、本当の夢を1つ叶えたできごとだった。

動画撮影:奥村友樹さん

また、一緒に潜っていた、沖縄ダイビングサービス 潜水屋の境俊弘さんにもコメントをいただいた。

新年早々、衝撃のホホジロザメとの遭遇を果たせました。
あの風格とオーラを放つ生物に、深度を下げながら接近していった時のゾクゾクする感覚は忘れられません。
生涯、記憶に残る1本となりました。
ただアドレナリンが出ているときは良かったのですが、冷静になりつつある安全停止中は足下がとても気になりました……。


動画撮影:新居孝浩さん
ガイド:境俊弘さん(沖縄ダイビングサービス 潜水屋

<情報提供>
■奥村友樹さん
名称未設定
沖縄ガイド歴15年。外洋でのドリフトダイビング専門のダイビングサービス、ドリスタ・ダイビングサービスをオープンして11年。
アドレナリンが出まくる、ブルーウォーターでのダイビングを提供し続けています。

■境俊弘さん
スタッフ 中
那覇にある沖縄ダイビングサービス 潜水屋は、ワイドからマクロまでバリエーションが豊かなダイビングポイントの全域を潜ります。
春夏秋冬、四季折々の見どころをおさえながら、沖縄の海の魅力を一本入魂の精神でガイドさせていただきます。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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