ダイビングの防寒は、”大丈夫”イコール”快適”じゃないとダメ!
御蔵のイルカと泳ぐための装備の記事について、いろいろな意見をいただきました。
■御蔵島のイルカと泳ぐためのベストな装備や必要なこととは?
https://oceana.ne.jp/column/57850
まあ、装備は最終的には個人の好みによるという話なんですが、防寒についての考え方に誤解があると思い、何度も言っていることですが、今一度、考えを述べておきたいと思います。
そもそも、レジェンド・ダイバーの慶松さんの話を聞いて膝を打った話なんですが、ダイバーはよく“大丈夫”という言葉を使うよね、と。
そして、今回いただいた意見の大半も「大丈夫なのに」なんですよね。
防寒に関して、「その装備で寒くないの?」との問いに、レジャーダイバーからイントラやガイドまで、「大丈夫、大丈夫」。
ストレスに関して、「辛くない?」「潜れる?」と聞くと、「大丈夫、大丈夫」。
その”大丈夫”に込められた意味の大半は、「我慢できる」「まあ、何とかなる」ということでしょう。
中には「冷たい海に我慢して潜った」「無茶なダイビングしたった」ことを勲章のように語る人までいますが、「余力を残す」がダイビングの基本で、防寒も同じです。
尊敬する『おタハラ部長のお上手ダイバー』の田原さんも、その連載の中で「南国で潜る場合もフードをかぶる(持っていく)」と言っています。
つまり、「大丈夫=我慢できる」ではなく、「大丈夫=快適」でないと意味がないということです。