ダイビングの防寒は、”大丈夫”イコール”快適”じゃないとダメ!

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バハマのドルフィンクルーズのマダライルカ(撮影:岡田裕介)

御蔵のイルカと泳ぐための装備の記事について、いろいろな意見をいただきました。

■御蔵島のイルカと泳ぐためのベストな装備や必要なこととは?
https://oceana.ne.jp/column/57850

まあ、装備は最終的には個人の好みによるという話なんですが、防寒についての考え方に誤解があると思い、何度も言っていることですが、今一度、考えを述べておきたいと思います。

そもそも、レジェンド・ダイバーの慶松さんの話を聞いて膝を打った話なんですが、ダイバーはよく“大丈夫”という言葉を使うよね、と。
そして、今回いただいた意見の大半も「大丈夫なのに」なんですよね。

防寒に関して、「その装備で寒くないの?」との問いに、レジャーダイバーからイントラやガイドまで、「大丈夫、大丈夫」。
ストレスに関して、「辛くない?」「潜れる?」と聞くと、「大丈夫、大丈夫」。

その”大丈夫”に込められた意味の大半は、「我慢できる」「まあ、何とかなる」ということでしょう。
中には「冷たい海に我慢して潜った」「無茶なダイビングしたった」ことを勲章のように語る人までいますが、「余力を残す」がダイビングの基本で、防寒も同じです。

尊敬する『おタハラ部長のお上手ダイバー』の田原さんも、その連載の中で「南国で潜る場合もフードをかぶる(持っていく)」と言っています。

つまり、「大丈夫=我慢できる」ではなく、「大丈夫=快適」でないと意味がないということです。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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