衝撃!海底を埋め尽くすドチザメ300匹!房総半島・伊戸
南房総館山市に位置する伊戸(いと)の海から、砂地にドチザメ300匹が舞い乱れる衝撃のシーンが届きました!
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「伊戸のポイント調査をしたときに、砂地にドチザメの絨毯を見たときには、自分の目を疑いました(笑)。新しいポイントを開発するなら、ここしかないと思いました」とガイドの塩田さん
■動画はこちら
http://youtu.be/Pnbckvpqe6I
伊戸ダイビングサービスBOMMIE(ボミー)の塩田寛さんによれば、伊戸の海では1年中ドチザメが見られるとのことで、これは伊戸の特殊な環境によるもの。
「伊戸には昔から定置網が2つあり、漁師さんたちが商品価値の無い雑魚を網の周りに捨てていました。
その捨てられた魚を狙って、昔からドチザメが生息していたそうです。
定置網にもかなりの数のドチザメが入りますが、あまり価値が無いのでその都度放流するため、ドチザメは増える一方だそうです」
2010年のダイビングサービスのオープンにともない、それまで漁師さんが網の周りに捨てていた雑魚を、ダイビングポイントに撒くようにしたところ、ドチザメをダイビングポイントに集めることに成功。
定置網にも入りにくくなって、漁師さんも助かっているとのこと。
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折り重なるようにして群れるドチザメ
それにしても、初めて見たら目を疑うような衝撃的な光景ですが、何がすごいって、これが割と普通の光景だということ……。
※
「体長1mオーバーの魚の数ではおそらく日本一だと思います」と塩田さんが言うように、ドチザメだけでなく、クエやアカエイも多く、エキサイティングな伊戸。
衝撃のシーンが、都心から日帰り圏内で待っています!
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魚影の濃さが凄まじい。巨大なクエもゴロゴロと
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アカエイがダイバーの周りを飛ぶ
■写真/情報提供:伊戸ダイビングサービスBOMMIE(ボミー)・塩田寛
ダイビング暦30年、PADIイントラ暦25年。
20歳のとき、当時東京のよみうりランドにあった水中バレエ劇場の水中舞台監督という仕事でダイビングを覚えたという異色の経歴を持つ。
基本的にはダイビングの事しか頭に無い「潜水馬鹿」。