地形派ダイバーに朗報!? 伊良部大橋の開通で、宮古島のダイビングはどう変わる?

2015年1月31日(火)、宮古島と伊良部島を結ぶ、伊良部大橋が開通しました。

伊良部島から見た、建設中の伊良部大橋(撮影:むらいさち)

“珊瑚の島”にかけて3540mの伊良部大橋 ※写真は建設当時

さて、ダイバーにどんな影響があるのでしょうか?

まず、押さえておきたいのは、“東京ディズニーランド”が千葉の浦安にあるように、“宮古島の地形”と呼ばれるポイント群があるのは、実は下地島・伊良部島、ということ。

宮古島の平良港からは地形ポイントまでは30~40分のところ、伊良部島ステイなら5~10分ほど。

つまり、宮古の象徴である地形ポイントを効率よく潜れるのですが、これまでは伊良部島へのアクセスは定期船のみ。
それが、伊良部大橋の開通により、車でのアクセスが可能になって、手軽に伊良部ステイで地形ダイビングを楽しめるようになったのです。

アントニオガウディ(撮影:越智隆治)

地形№1ポイント「アントニオガウディ」もすぐ近く!

個人的には、船便で行く伊良部ステイも、宮古島の市街ステイのダイビングスタイルと特徴がくっきり分かれていて、宮古島全体としても、選択肢が均質化せずによいなとも思っていたのですが、「40年の宿願。やっと離島苦から開放される」という島の人の思いを見ると、もう何も言えません。
ただ、あのサトウキビ畑が広がる、のどかな風景と、ゆっくり流れていた島時間が失われないといいなぁ、と。

通り池

伊良部ステイなら「通り池」を上からも見られる

いずれにせよ、「地形ポイント」を効率よくたくさん潜りたい人にとって、伊良部島ステイはオススメですし、何より、ピカピカの伊良部大橋を渡ってみたい!

コバルトブルーとエメラルドグリーンの海に浮かぶ、全長“珊瑚の島”(3540キロ)の大橋。
かっ飛ばしたら気持ちイイに決まっています。
(法定時速は守りましょう。スピードはほどほどに……)

★大橋が開通していない時に訪れた、伊良部島ダイビングのレポートです。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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