紀伊半島のハンマーヘッドシャーク伝説の幕開けか!? シーズン真っ只中の周参見(すさみ)

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ハンマーヘッド(提供:クラブノアすさみ)

どうもおマンタせしました!
マンタ林典子です。

さて、関西生まれの私に衝撃的ニュースです。

ハンマーヘッドシャークの群れが見られるダイビングポイントといえば、伊豆半島の神子元がすぐ頭に浮かぶのではないでしょうか?

かくいう私も、ハンマー狙うのなら関東!(伊豆)というイメージが強くあるんですが、実は関西にもあったんです。
ハンマーヘッドシャークの群れに会えるところが!!

ハンマーヘッド(提供:クラブノアすさみ)

それは、海中ポストで一躍有名となった和歌山県の周参見(すさみ)。

海中ポスト(提供:クラブノアすさみ)

海中ポストの印象が強すぎて気づかなかったのは私だけでしょうか?

なんと、周参見(すさみ)では、今まさにハンマーの群れがバンバン見れているということです。

クラブノアすさみの加藤綾華さんにお話をうかがいました。

ハンマーの群れが見られるのはいつごろのシーズンでしょうか?

「5~7月です。ハンマーは毎年、この時期に見られています。最大で100匹くらいの群れになります。ポイントまでの移動中や水中でも確認できています。見られるときは続けて見られますし、何日か見られない日が続くときもありますので、はっきりとした確率はなんとも言えませんが……」

え! 毎年見れてるんですか! しかも100匹も!

周参見(すさみ)の海=ハンマーヘッドシャークというイメージがあまりなかったのですが私の目が節穴でした……。

「2011年から担当者が変わり、海の見方が変わったんだと思います。今はハンマー狙いのお客様もたくさん来られんですよ。」

なるほど。まだわりと新しい情報だということですね!
うーん、海の見方を変えるって大事なことなんですね。

周参見(すさみ)の海も、神子元島と同様、紀伊半島南端で、黒潮の影響が色濃い海。
確かに、ハンマーが見られてもおかしくないことですね。

ちなみに、加藤さんが初めてハンマーの大群と遭遇した時のことを聞かせてください!

「ハンマーの目撃情報が多いポイント『ソンナエ』の根の上で水面を見上げていると、40~50匹のハンマーの群れが真上を通って行きました。その日はわりと流れが強かったのですが、そんな流れなど関係なく、流れに逆らい悠々と泳ぐ姿はとてもかっこよく、今でも鮮明に覚えています。今年もすでに40~50匹の群れを見ましたが、あまりの迫力に鳥肌が立ち、その場から動けませんでした。ですが、この時期しか見れないというのもあり、潜るたびにソワソワしています。」

やばいですね。
上を見たら、40~50匹のあの巨体が豪快に通っていったら、もう誰でも動けなくなっちゃいます。

ハンマーの大群を見たあとに、海中ポストですぐ手紙を出す。
周参見(すさみ)でしか味わえないダイビングになりますね~。

とにもかくにも、周参見(すさみ)は今まさに、ハンマーシーズン真っ只中!

関西ダイバーさん、周参見なら、日帰りでもハンマー狙いが可能です。
今すぐ行かなければ!

■情報・写真提供:クラブノアすさみ
http://www.susami.club-noah.net

(取材・文/マンタ林典子)

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PROFILE
都市型のダイビングショップでインストラクターとして約12年務める。

コースディレクター、障害者ダイビングのインストラクターの資格も保有・活動し、現在は編集者の立場から情報を発信している。
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