マンタやジンベエザメはもはや“会いにいける”アイドル!? ダイバー憧れの大物アンケート結果

先日、行ったアンケート「ダイバー憧れの大物、どれに会ったことありますか?」の結果が出ました。

イルカに海中で会ったことがありますか?

  • ない (45%, 174 Votes)
  • ある (55%, 217 Votes)

Total Voters: 391

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クジラに海中で会ったことがありますか?

  • ない (90%, 344 Votes)
  • ある (10%, 40 Votes)

Total Voters: 384

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マンタに海中で会ったことがありますか?

  • ない (14%, 54 Votes)
  • ある (86%, 340 Votes)

Total Voters: 394

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ジンベエザメに海中で会ったことがありますか?

  • ない (41%, 159 Votes)
  • ある (59%, 227 Votes)

Total Voters: 386

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アシカに海中で会ったことがありますか?

  • ない (82%, 310 Votes)
  • ある (18%, 69 Votes)

Total Voters: 379

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ウミガメに海中で会ったことがありますか?

  • ない (2%, 7 Votes)
  • ある (98%, 384 Votes)

Total Voters: 391

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マナティに海中で会ったことがありますか?

  • ない (98%, 374 Votes)
  • ある (2%, 6 Votes)

Total Voters: 380

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ジュゴンに海中で会ったことがありますか?

  • ない (99%, 370 Votes)
  • ある (1%, 5 Votes)

Total Voters: 375

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バショウカジキに海中で会ったことがありますか?

  • ない (87%, 341 Votes)
  • ある (13%, 53 Votes)

Total Voters: 394

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ダイバーに素通りされるウミガメ

“ある”が最も多かったのが、ウミガメで実に98%。

セブ島のウミガメ(撮影:越智隆治)

ダイバーでない人に聞くとウミガメはとても人気者ですが、潜り込んだダイバーには素通りされたりするのを結構見るので納得です。
僕が伊豆でしか潜っていないときは、会えると嬉しい大物だったんですけどね。

先日、ホエールスイムの船上でも、スキッパーが「タートル!」と声を上げたとき、見事にダイバー全員立ち上がりもせず「カメね……」という反応なのに対して、ノンダイバーは全員「ええ!」とカメラを持って駆け寄っていました(笑)。

マンタやジンべエは、もはや“会いにいける”アイドル

驚きなのが、マンタやジンベエザメとの遭遇率の高さ。
ジンベエザメは過半数を超える59%で、マンタは何と86%。

オスロブのジンベエザメ(撮影:越智隆治)

僕がダイビングを始めた20年近く前は、マンタは憧れ、ジンベエザメは夢、という感覚でした。
さらに昔の記事などを読むと、ジンベエザメやハンマーばかりかバラクーダにも「襲われる!」的なことが書いてありますから、海洋生物は本当にミステリアスな存在だったのですね。

それが、マンタやジンベエは割と手軽に“会いにいける”海のアイドルになったことを実感させられるアンケート結果です。

同じく会いに行けるアイドル、イルカは55%。
御蔵島や利島など、都心から週末で行ける海があるにもかかわらず、マンタやジンベエよりやや少ないのは、ダイバーの層とはやや異なるからでしょうか。

バハマのドルフィンクルーズのイルカ(撮影:越智隆治)

ルートは確立しつつも、料金と日程の壁

逆に、会ったことが“ない”が圧倒的なのが、アシカ(82%)、バショウカジキ(87%)、クジラ(90%)、マナティ(98%)、ジュゴン(99%)。

こちら、主に海獣系は、ひと昔前はルートすらありませんでしたが、オーシャナの代表でもある越智カメラマンが世界の窓となって、日本にルートを開拓してきました。

バショウカジキやクジラに1割の人が会っていることは、結構すごいことなんじゃないかと思います。

ただ、モルディブやセブで会えるジンベエや石垣島で会えるマンタなどと比較して、日程や料金がアップすることもあり、まだまだ憧れや夢の存在かもしれません。

■アシカ、バショウカジキ、クジラなどのツアーはこちらから

一般的には、なかなかルートのない、クジラの中でも最大のシロナガスクジラなどは、今後、越智カメラマンが開拓に意欲を見せていますし、話を聞いていると、ジュゴン(1%)やホホジロザメなんかも夢ではない時代が来るのかも……。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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