トゥバタハクルーズ、初日1本目からタイガーシャーク!

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トゥバタハクルーズ

トゥバタハクルーズから戻ってきて、今マニラにいます。
今日帰国予定。
記事は、今回の航海日誌の初日を抜粋。

プエルトプリンセサからボルネオ号に乗船して、約8時間かけて、160km離れたトゥバタハリーフのSouth Atollに到着した。
海はべた凪、日の出前の朱色に輝く空の色が海面に映し出されて、幻想的な雰囲気を醸し出してくれている。

数頭のイルカたちが、僕らの到着を歓迎してくれるかのように、とろけるような海面に静かに姿を見せてくれた。

ブリーフィングを終えた、1本目はチェックダイブも兼ねてDELSAN WRECKと呼ばれるポイントを潜った。

過去のWEB-LUEの記事では、リーフのサンゴ礁の上にギンガメアジの群れが見られたポイントだ。

1本目でもあり、天気も良かったので、フィッシュアイのカメラを持ってエントリーした。
ウォールを流れに沿ってゆっくりとドリフトしていく。

僕は、ウミウチワや、巨大なスポンジ、ソフトコーラルやハードコーラルを撮影しながら、グループの最後尾に着いて移動していた。

すると、ガイドのGIGAが、ドロップオフの下を指差しているのが見えた。
他のゲストがそこに向かって行くのかと思いながら、近づいていくが、どうもゲストたちは、その場から動こうとしない。

何か様子が変だと思い、さらに接近すると、下からタイガーシャークが上がってきて、グループに近づいて行こうとするのが見えた。

自分はフィッシュアイのレンズを装着したカメラしか持っていなかったので、ダッシュで接近を試みたけど、撮影できる距離までに近づく前に、タイガーシャークは踵を返して、深場へと泳ぎ去ってしまった。

エキジットしてから、「誰か撮影できた人いますか?」と訪ねると、何人かが「撮影できたと思う」との曖昧な返事。
今回の乗船者の中には、バリバリのフォト派が一人もいなかったために、多くがコンデジでの撮影。
しかし、こういう場合はコンデジの方が、距離のある大物の撮影には適していたりする場合が多い。

母船に戻ってから確認させてもらったら、数名が撮影できていたので、その中でも一番良く撮影できていたゲストの写真を使用させてもらうことにした。

トゥバタハ・タイガーシャーク

ガイドのGIGAも、「タイガーを見たのは2回目だけど、あんなに近くで見れたのは初めて。あんまり近くてエアが一気に減っちゃった」と心臓を押えながら話してくれた。

ちょっと離れていて、自分で撮影できなかったのは残念だけど、初日1本目からなかなかレアな大物の出現に、これからのクルーズへの期待は多いに高まった。

残りのトゥバタハクルーズ情報に関しては、後日ウェブマガジンで掲載予定です。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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