バショウカジキが魚を串刺しにした瞬間!セールフィッシュスイム1週目終了

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メキシコのムヘーレス島沖でのバショウカジキと泳ぐセールフィッシュスイムの1週目が終了。
結果は、5日間で4日(自分は5日間で5日)、バショウカジキと水中で遭遇し、捕食シーンを堪能することができた。

バショウカジキと泳ぐセールフィッシュスイム(撮影:越智隆治)

4日目、5日目は、波もおさまり、カンクン、ムヘーレス島から合わせて5隻のスイムボートが出てきて、時に、バショウカジキの群れを多くのスイマーが取り囲んでしまって、バショウカジキが警戒して、捕食しようとするイワシ玉に近よらなくなり、いなくなってしまう事も多く見られた。

捕食シーンに関しては、初めてこの海を訪れた時に衝撃的なシーンを眼前で目撃した。
それは、吻でイワシを突き刺して、器用に吻と身体を動かして、一度突き刺したイワシを外して、捕食するというシーン。
あっという間の早業。写真も撮れず「あ、あ!!」と声に出さずにはいられなかった。

それ以来、その瞬間を納得が行くまで撮影したいと思うようになり、今に至る。
冷静にはなったけど、いまだに納得の行く写真は撮れていない。

バショウカジキが魚を串刺しにしたシーン(撮影:越智隆治) バショウカジキが魚を串刺しにしたシーン(撮影:越智隆治) バショウカジキが魚を串刺しにしたシーン(撮影:越智隆治)

5日目は、鳥山があちこちに立ち、バショウカジキがあちこちで捕食をしていたが、同時に、その鳥山がイルカの群れの捕食である場合も多く、イルカとバショウカジキの捕食の競演といった感じ。
イルカの場合は、近よって来ないし、撮影も出来ない感じで、何とか単体を撮影したのみ。
このイルカ、おそらくシワハイルカという種類ではないかと・・・。はっきりしないけど。
シワハイルカは以前トンガでクジラと泳いでるシーンを撮影したことがある

セールフィッシュスイム中のイルカ(撮影:越智隆治)

お昼過ぎまであちこちで立ち上がっていた鳥山も午後になっておさまり、見つけてもイルカしかいない状態になったので、引き返す。

バショウカジキと泳ぐセールフィッシュスイム(撮影:越智隆治)

昨年の1週目に比べると、一つ一つの群れの個体数が多くても30匹くらいと少ない。
透視度の悪い海域が多かったからもしかしたら、目測よりも多くいたのかもしれないけど。
しかし、遭遇率は格段に上がっていて、バショウカジキがすでに、この海域に多数集まってきてるのかなと安心させてくれた。

Week1参加の皆様、ハードなセールフィッシュスイムに5日間参加して頂き、ありがとうございました。

2012-2013年バショウカジキと泳ぐセールフィッシュスイムメンバー(撮影:越智隆治)

今回のスペシャルトリップに参加してくれてた水中写真家、峯水亮君のブログ
今年は、エビ図鑑、12年間かけて撮り下ろしたクラゲ大百科など、数冊の著書を出版予定です。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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