300匹のジンベエザメにマンタも加わってすごいことになってるメキシコ・ムヘーレス島

メキシコ・ムへレス島のジンベエザメとマンタ(撮影:越智隆治)

今年もメキシコ・ムヘーレス島沖に300匹以上と言われるジンベエザメの大集結が始まった。
自分が、この驚異的な状況を目の当たりにしたのは今年で3年目になる。

初めてこの300匹ジンベエザメを見たときには、ただ、ただ、呆れて笑うしかなかった。
1匹でも見れたら嬉しいジンベエザメが、まるで生け簀の中で飼われているかのように、目の前でうじゃうじゃと蠢いているのだから、「なんなの?この贅沢な状況は!?」と思わずにはいられなかった。

しかし、今年はさらにその上を行く驚くべき状況に!

なんと、300匹ジンベエの群れに、マンタの群れが一緒になって、捕食を行なっていたのだ。

メキシコ・ムへレス島のジンベエザメとマンタ(撮影:越智隆治)

彼等が捕食しているのは、この時期、近海で無数のカツオが大産卵を行い、海に放たれ、海面を覆い尽くすその卵。
泳いでいると、髪の毛の中やウエットスルーツの中に卵が沢山付着しているのがわかる。

これまで、このジンベエの群れにたまに単体のマンタや複数個体のモブラが姿を見せるとそれだけでラッキーだったのに、今年に関しては、これにマンタの群れがずっと加わっている。

ジンベエ+マンタのコラボ、これにダイバーを絡める事も不可能ではない。
そんなチャンスが、一度でなく、1日中続いているわけだ。

今回は、INTO THE BLUE + ocean+αのスペシャルトリップで、ゲストの他に家族も、ドルフィンクルーズに引き続いて、一緒にジンベエ+マンタスイムを経験した。
特に小学校4年生になる長男の海友は、イルカと泳いでいたよりもさらに深く潜れるようになって、マンタやジンベエへのアプローチを繰り返していた。

海友は、今回で2回目となるジンベエスイム。素潜りも様になってきて、ジンベエザメバックにピースサイン

海友は、今回で2回目となるジンベエスイム。素潜りも様になってきて、ジンベエザメバックにピースサイン

小学校1年の二男、颯友は、まだフロートをつけてのトライだけど、底の見えない海でも臆することなく、兄や母親について泳いでいた。

兄海友がマンタにアプローチするために素潜りするのを、水面で見守る、二男颯友

兄海友がマンタにアプローチするために素潜りするのを、水面で見守る、二男颯友

で、僕はというと、去年は、結構お気に入りのジンベエザメとの自分撮りができたので、今回は、マンタとの自分撮りにトライ。

素潜りでマンタとの自分撮り

素潜りでマンタとの自分撮り

来年のベストシーズンも、ジンベエスペシャルトリップを開催予定です。

期間は、2014年7月6日(日)出発〜2014年7月12日(土)帰国の最短7日間。
ご興味のある方は、お問い合わせ下さい。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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