苦手だったドライスーツを克服するまで〜岡田裕介の海中時間〜

婚姻色のキヌバリ(撮影:岡田裕介)

写真は先週末に潜った葉山の海です。
透明度も上がり、キヌバリの婚姻色も綺麗でした。

先月末の台風をキッカケに11月に入って水温はぐっと下がって20度近くになり、当日の朝まで悩みましたがこの日からドライスーツの再登場です。

今年2月の末、地元・葉山の事をもっとよく知りたいと思い、潜りに行こうと思い立ってまず最初に浮かんだのが、嫌な思い出がある為にしばらく使っていなかったドライスーツの事でした。

実はダイビングを始めた頃、伊豆の海をドライスーツで潜っていて、浅い水深からでしたが足を上にして急浮上してしまった事があるのです。

この時の原因は、残圧が減って急いでビーチに戻っている時に体が浮き気味になって、上半身に力が入り足に空気がたまってしまった事でした。

経験不足に加えて撮影の為に残圧ギリギリまで潜った事はもちろん僕の落ち度でしたが、体にあまり合っていなかった重くて固い、動きづらいスーツがストレスになっていた事も原因の一つだった事は確かです。

この事がトラウマになった事に加え、その頃に通いだした沖縄など南の島でのダイビングが楽しくなり、関東近郊の寒い海で潜るのが億劫になってしまったのです。

葉山の海(撮影:岡田裕介)

しかし、葉山の海で潜ると決めた以上は、ドライスーツは避けて通れません。

そんな時に偶然見たのが、オーシャナで寺山さんが書いていたZEROのラジアルスーツの記事でした。

記事を読む限り、丈夫で軽くて動きやすくて、フロントファスナーなど、僕にとっては最適なドライスーツです。
過去のトラウマを新しいスーツを買う事によって克服する事と、今後の撮影の事を考えたら、買うしかない!ってことで、少々値は張りますが思いきって即購入しました。

使いだして思ったのはとにかくドライスーツ特有のストレスが少ない事。
柔らかくて軽く、足回りも不安なし!
特に腕が動かしやすいのでカメラの操作が楽チン。

何だか宣伝みたいになってしまいましたが、本当にただのファンなので。。(笑)

このドライスーツのおかげで、水温の低い海をストレスなく楽しく快適に潜れるのは本当に助かってます。
ありがたい!

そんなZEROのモニター会が11月17日に(日)、僕も普段お世話になっている葉山のダイビングショップNANAさんであるようです。
良い機会なのでぜひ!

11月5日 キレイです! : NANA 今日の海日誌

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PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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