シロナガスクジラのうんこの匂いをかいでみた!
先日、スリランカでのシロナガスクジラ水中撮影に成功した。
シロナガスクジラの水中撮影は、2005年に南オーストラリアで初チャレンジして達成できず、およそ10年越しにかなった夢でもあった。
※2005年にシロナガスクジラの撮影にチャレンジした時のPDFマガジン。
メルボルン近海のシロナガスクジラ|ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ
なので、本当はもっとかっこ良くその状況を伝えていきたいところだけど、自分がやってることを「かっこ良く伝える」のが苦手(他人の事はかっこ良く書けるのだけどね)なので、念願かなった記事の直後の記事が「うんこ」ネタになってしまった。
まあ、寺山編集長が自分でうんこもらしたネタよりは、自虐的では無いけど。
実際のところ、一番気になる事ではあったので、前回の記事にも「これはシロナガスクジラのうんこだろうか?」という疑問とともに、海面に浮遊していたオレンジ色の塊の写真を掲載した。
多分間違いないだろうとは思ったのだけど、ネットで調べても、「シロナガスクジラのうんこ」の写真とか出て来ないし。
と、そればっかり気にしていたら、神様が、「しょうがないな~、シロナガスクジラがうんこするシーンを目の前で見せてあげるから、もっと他の事気にしなさい」と僕にそのチャンスを与えてくれたとしか思えないくらいのタイミングで、シロナガスクジラが、目の前でうんこしてくれた。
それが以下の連続写真。
ということで、疑問だったオレンジ色の固形物を含んだ浮遊物は、シロナガスクジラのうんこに間違いなかった。
で、そこで終わりにすればいいのに、クジラ好きって身体から取れた皮膚とか、うんことか、とにかくクジラに関わるものなら、なんでも興味ありな人が多いんだけど、今回も多分にもれず「採取したい」と言うリサーチ参加者のリクエストに答えて、オレンジ色の固形物を採取してみた。
そして、匂いをかいでみた。
もしかして、オキアミ的な匂い?とちょっと海の生き物的な匂いを期待した自分がバカだった。
「う!おぇ!く、くせえ!まじ、くせえ!」
その匂いは、何と表現していいのだろうか、そう、ドブに貯まった腐ったヘドロの匂いというか(今ではそんな匂いもないか)、とにかく、海の生き物的な匂いなんて、これっぽっちも無くて、採取を望んだSさんに、「これ本当に持って帰るんですか?」と尋ねると、「乾燥させて粉末状にすれば匂いも少なくなるかも・・・・」みたいな事言ってるし。
本当、リアルなクジラ好きの人って変態が多いですよね。
ちなみに、Sさんは女性です。
で、結局あまりに臭いのできっと飛行機でも迷惑になるからということで、諦めて海に戻してもらいました。
でも、こういう野生動物のうんことか匂いかいで、どんな匂いか確認したい気持ちはなんとなくわかります。
以前、「イッテQ」でイモトが、マナティのおならは臭いか?というテーマでフロリダマナティのおならをかいだら、「無臭でくさくなかった」ってやっていたので、自分もマナティ撮影に行ったときに、寝てるマナティの上でおならするのをずっと待って、ぽこぽこって出てきたおならの匂いかいでみたことがある。
結果は
「う、おならくせえ!ちゃんとおならくせえ!」
という事が判明。
つまりマナティのおならも、人間のと同じように、匂いがあったり、無かったりなんだなと理解したわけです。
そういう探究心、好奇心って大人になってからも、持ち続けるのは、自分としては、とても新鮮な気持ちを持続できて、いいんじゃないかな~と思うのですが、皆さんどう思いますか?
ちなみに、この日は5頭くらいのシロナガスクジラに遭遇。
この日はさらに透明度悪くて大変だったけど、一応水中でも遭遇。
透明度悪過ぎて、目の前に来るまで気づかず、気づいたときには、猛スピードで通過しているところでした。
なんかこの写真、シロナガスクジラっていうより、マナティって感じ?
スリランカ人ガイドに「この時期はいっつもこんな透明度?」と尋ねると、「この時期はもっと透明度いいんだけど」との返事。
明日に期待します。