0歳の赤ちゃん、パースの海で初めてのアシカとの遭遇
2014年パースアシカスイム3日目、今日は一大行事が待ち構えていました。
0歳の男の子、そうやくんの海デビューです。
初日にもアシカスイムに参加してくれたそうやくんファミリー。
その際に越智さんから子供を生後6か月で海に入れたという話を聞いて、そうやくんのパパママはアシカと一緒に海デビューさせたいと決意を固めた模様。
初日の帰り道にお父さんから「そうやの海デビューを手伝ってほしい」と協力依頼を受け、3日目に決行する運びとなったのでした。
デビューの前は、「アシカがジャンプした瞬間がいい!向き合っている瞬間がいい!2頭以上がいい!」などパパたちは大興奮。
それに比べて、どうやって0歳の子供を海に入れるのか、果たしてタイミング良くアシカが現れて一緒に写真を撮れるのか、海を怖がるかもしれないからチャンスは1度きり・・・などスタッフ側の不安要素は数えきれないほどたくさん。
当日の朝、おもちゃを入れるようなプラスチックケースと発泡スチロールの筒を2本持ってパパ登場。
「これにそうやを入れて海に浮かべます。ボートを作ります!」
え!?(笑)
てっきり足が通せる赤ちゃん用の浮き輪を持ってくると思っていました。
カナック島まで行く船に乗り込み、そうやくんのボートを作り始めるパパ。
一人で作っているのかと思って見に行ってみると、大人5人がボート作製のための話合いをしているではありませんか。
「我らがアイドル、そうやのためなら!」と知恵を出し合う。
トライアスロンチームの団結力、脱帽です。
海デビューは水温も気温も一番暖かくなる午後に行うことになりました。
手作りボートに乗ったそうやくんを海へおろすため、さていくかと私も気合いを入れ、ふと振り返ると既に全員がフィン・マスク・スイムキャップ・ゴーグルを装着済。
そうやくんへの愛を感じました。
アシカでさえ全員で見に行ったことなんてないのに!(笑)
時は来て、お付きの者約10人を従え、いざ海へ。
一寸法師のようにどんぶらことコロニーの近くに運びます。
泣いてわめくかと思いきや、とても静か。
いいこだな~と思って覗いてみると・・・寝ている!(笑)
海と母親の羊水が似ていることは有名ですが、生後10か月のそうやくんもママのお腹の中を思い出しているのでしょうか。
そんなこんなしていると、いつの間にか周りにはアシカがいっぱい!
3頭が寄ってきて、うち2頭がそうやくんの下で取っ組み合ったり、じゃれあったりしています。
海底の砂が巻き上がって写真が撮りづらいから大人しくしてくれ、もとい、してくださいアシカさん。
時間がない、子供が泣くかもしれない、アシカが逃げるかもしれないなどいろいろな困難を乗り越え、なんとか大人10人の力で海デビューは成功!
0歳の赤ちゃんでも安全なアシカは世界でも稀なので、アシカと泳いでみたいけど少し怖いという方は是非パースへお越しください!
ここで、無事海デビューを果たしたそうやくんのお父さんからメッセージを頂いていますので、ご紹介します。
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越智さん、ルコさん
創世(そうや)の海デビュー&野生のアシカとのツーショット撮影のサポートありがとうございました!
最初は、0歳児を海に入れるなんて、塩でも飲んで海恐怖症になるんじゃないかと心配で、やることを考えてもいませんでした。
でも、越智さんの「僕の子供は6ヶ月で海に入りましたよ。」と言う言葉と、サポートしてくれる仲間達とお二人の力があったので、「大丈夫!なんとかなるだろう!」と思って今回の冒険にチャレンジできました。
ただ、海デビューさせようと決めたものの、アシカが来てくれて、かつ、タイミングよく顔を出す瞬間の写真を撮れるのか??さすがに写真は難しいかなぁと内心思っていましたが、なんと、二つとも叶えることができて、最高の思い出が出来ました。
そうやが大きくなってからこの時の写真を見せてあげて、「そうやは0歳の時からみんなから愛されていて、運もよかったんだよ」と言ってあげたいです。
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そうやくんアシカデビューに海デビュー、おめでとう!
こうやって子供たちと海が触れ合っていくサポートもできて嬉しく思います。
2015年のパースアシカスイムについて
子供も大人も楽しめる来年のアシカスイムの日程が決まりました。
2015年2月21日~2月27日で、アシカスイムは5日間行う予定です。
ご興味のある方はこちらよりお問い合わせください。