ニラメッコできるほど大接近できるパースのアシカたち ~パース・アシカスイム2015~

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パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

2015年2月21日~28日の期間、今年も西オ―ストラリアのパースにてアシカスイムを行っています。

昨年は長年通っている越智カメラマンも「過去最高にフレンドリーだった」というパースアシカスイム。

今年はどんな子に逢えるのか楽しみ半分、本当に逢えるかと不安半分、ドキドキしながらの来豪となりました。

■昨年のレポートはこちら。

初日は17頭のアシカと、スイムスイムスイム!

22日の初日、アシカのコロニーがあるカナック島へ行くと、ビーチで寝ているアシカがそこかしこに。
ワン、ツー、スリーと数えると17頭のアシカがいることがわかりました。

アシカがいたことに正直ほっとしていると、キャプテンのリックから「今週に入るまではアシカはほとんどいなかかったんだよ。3~4頭くらいだった」との報告が。

なんと運がいいのでしょう!

基本的にはラッキーなことが起こりやすい体質と思っていますが、アシカ運には恵まれているなぁ(超プラス思考)。

さて、いざアシカと泳ごうと着替えをしていると、アシカがこちらに気がついたのか、むくっと起きて水中へぴょこぴょこと入ってきています。
初アシカスイムの参加者もいたので、人間側も負けじと入水準備スピードがあがります。

そしていざ、2015年初スイム開始。

朝一番ということと、風向きもよかったことが関係したのか、透明度は良好。
アシカのほうからもこちらに寄って来てくれて、気が付くと8~10頭ほどのアシカに囲まれていました。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

2頭でじゃれあいながらも、こちらを観察しているのがわかります。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

カナック島のアシカの印象は、目が可愛いということ。
ラパスには私は行ったことがないので写真だけでの判断になりますが、多くの参加者に「子犬みたいと言われるのは、顔が少し丸みを帯びていて目は黒目がちだからかと思います。
特に子供のアシカは、毛も白からグレーがちで、目だけまっ黒だから本当に可愛い。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

人懐っこく、好奇心旺盛なカナック島のアシカは、もちろん人やカメラにも興味津々。
10頭くらいのアシカと5人の人間が戯れていたので、人にぶつかってしまうのともあります。
今回もぶつかってごめんと謝ろうと振り向いたら、目の前には巨大なアシカの顔が。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

その後、目が合い、鼻をぐりぐり擦り付けてきます。
い、痛いです……。

ちょっとばかしおヒゲが濃いので、長いキスは(普段は嬉しいですが)ご遠慮しました(笑)。
ぶつかったのか誘われたのかな。

またある時は、肩をトントンとされたので、振り向くとまたもや人ではなく、アシカさま。
久しぶりの人間との交流だったのか「今日はどんだけ遊びたいんだよ」と思いつつも、正直かなり嬉しい1年ぶりの再会となりました。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

遊ぼう遊ぼうと、遊びたいオーラが満載

“再会”といえば、昨年いた個体にも遭遇しました。

傷が特徴的だったので覚えていたのですが、昨年も参加してくれた女性も「昨年の子いるよね?」と意見が一致。

専門家ではないので、確証はありませんが、こんなふうに再会をできると思っていなかったので、嬉しビックリ。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

昨年もいたと思われるアシカ。おでこの傷が印象的でした

日曜日なのに海は貸し切り!

初日の22日は、日曜日。
日曜になると、ローカルの人たちがこぞってカナック島に集まり、のんびりと休日を過ごします。

そのため、日曜は毎年水面が見えなくなるくらいの船が。
昨年は70隻ほどいました。

ただ、混んでいるとはいえ、海外の休日を満喫している気分を味わえるので、これはこれで私は気に入っています。

しかし、今回は風が少し強かったことも影響しているのか、船が一隻もありません。
昼頃に数隻姿を見せましたが、ほとんどの時間、ビーチには我々の船のみ。
日曜日なのにビーチもアシカも独占でした!

個体を選べるほどの多くのアシカに恵まれました

先述の通り、初日にアシカは17頭(2日目は13頭、3日目は11頭)

水中には入れ代わり立ち代わり入ってきていることもありますが、人間の倍のアシカに常に囲まれていたので、1頭のアシカを撮影しあうどころか、気に入った個体を選べるという超贅沢ぶり。

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

お気に入りのアシカの中の1頭。後ろでも撮影会中

パースアシカスイム2015、今年も昨年に負けじと好調です!

パースのアシカ(撮影:稲生薫子)

後ろにはアシカがお昼寝中~

パースアシカスイム2016のお知らせ

来年度もパースアシカスイムを開催予定です。

●期間:2016年2月20日(土)出国~27日(土)帰国

※アシカスイムはうち5日間、最終日の金曜は終日フリータイムで、希望者はオプションで陸観光ツアーにもご参加いただけます。
※アシカスイムは最短2日間からのご案内になります。
※人数により、2週間の開催になる可能性もあります。
※アシカスイムの日程後、エスぺランスやシャークベイなどへ行くオプショナルツアーも開催可能です。
ご希望の方はお問い合わせください。
※また、来年度より滞在先をオーシャンビューのコテージへ移動する予定です。
徒歩3分圏内にスーパーや食事できるところがあるほか、ビーチは目の前。
リゾートの雰囲気が満載で、アシカスイム後ものんびりと滞在できます。

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PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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