海の中でダンゴウオ萌えした後は、鳥取の陸を満喫しよう!
○撮影/大川拓哉 ○構成・文/寺山英樹 ○モデル/稲生薫子
○協力/ブルーライン田後
■前回の記事
金、土とじっくりダイビングを楽しんだら、最終日は弾丸で鳥取観光。
最終の18:35便に慌てずに乗るため、17:00ごろまで、実際に楽しめる観光をご紹介します。
鳥取砂丘
鳥取といえば、とりあえず砂丘!
鳥取の人に「他にもいいとこあるよ!」と嘆かれようとも、やっぱり砂丘!
「ラクダだっているんだから!」と聞けば、とりあえずは砂丘なのです。
砂の美術館
鳥取砂丘では、ラクダに乗ったり、パラグライダー、サンドボード、ヨガなどが楽しめますが、まったりと大人の時間を楽しみたい人にオススメなのが「砂の美術館」
世界初の砂をテーマにした彫刻素材を展示する美術館で、世界最高レベルの砂像が展示されています。
崩れやすい砂が素材なので、定期的にテーマが変わり、砂の美術館でしか見られない展示です。
山陰海岸学習館
日本海のくらす海の生き物や日本海の成り立ち、ジオパークなどついて、楽しみながら学べる施設。
学芸員と一緒に学べるコーナーもあって、ダイバーならきっと興味深いはず。
なんと、3D映像も上映されており、「大地と海の物語」では、ザキさんが撮影協力したタツノオトシゴの交接など、田後の海の様子も楽しめます。
山陰海岸ジオパーク
京都から西に兵庫を経て鳥取砂丘まで続く海岸線は「山陰海岸ジオパーク」と称され、複雑に入り組むリアス式海岸や、広々と続く砂浜など豊かな景観が魅力。
特に、田後のある岩美町は、読んで字のごとく〝岩が美しい町〟として知られ、山陰の松島とも呼ばれています。
「日本の渚100選」にも選ばれている浦富海岸に立って見ると、目の前に広がるのは切り立った岩が連なるリアス式の大パノラマ!
浦富海岸 島めぐり遊覧船
田後港から鳥取砂丘方面へ車で15分程度。
リアス式海岸の美しい海岸を眺める国道178号を利用してアクセスできる観光ポイント。「青と碧の洞窟」が人気のダイビングスポット「菜種島」の周辺をはじめ、いくつかの遊覧コースがある。
乗船ターミナルはショップになっており、イカスミカレーなどのユニークな食事や、イカスミを利用した各種加工品など、お土産を購入することもできる。
【ルコさんの感想】
最初は、「ダンゴウオなら伊豆でも見られるし……」と思っていたのですが、こんなたくさんいるなんて! 1人1ダンゴウオなので、じっくりニラメッコしたり撮れるのが嬉しい。
やっぱり、ちゃんと撮ろうと思うと、何回も試行錯誤して撮り直したいでからね~。
あとは、鳥取には3回くらい来ていますが、毎回訪れてしまうのが砂の美術館。
迫力あるのはもちろんだけど、鳥取の砂と水しか使っていなくて、すぐに壊れてしまうその儚さが好きなんです。いずれ壊れてしまうからなのか、撮影OKの美術館も珍しい。
鳥取は好きな場所なので、また絶対にきます! 東京からも近いですしね。
田後の海をナビゲートしてくれるダイビングサービス ブルーライン田後
「地元の海でダイビングショップを開きたい!」との思いから、地元出身の山崎英治さんが日本海に面する鳥取県の田後にオープンした現地ダイビングサービス。
オープンから7年目となり、ダウンゴウオをはじめ、生物のデータもそろってきて、多岐なリクエストに応えてくれます。
日本海の撮影ガイドも多く引き受け、NHK取材班とはタツノオトシゴの貴重な交接シーンの撮影にも成功。
施設、港、ダイビングポイントとコンパクトにまとまっており、ダイバーが過ごしやすい施設も整っているので、一日を快適に過ごすことができるだろう。
「スタッフもその雰囲気を大切に、日々の喧騒を忘れて、思いっきり海を満喫して頂けるよう心がけています。ゆったりした時間の中で、マイペースに海遊びを楽しんでください」
ブルーライン田後
〒681-0071鳥取県岩美郡岩美町田後37-1
TEL&FAX 0857-72-8520
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