ベストシーズンのタイを、最短4泊6日で効率よく楽しむモデルプラン
渦巻く魚群、フレンドリーなマクロ系と、ダイバーを夢中にさせる魅力を持ったタオ島の海。
この海のさらに素晴らしい点は、短い日程で数多く潜れること。
最短4泊6日で10本以上潜れるのだからコストパフォーマンスは非常に高い。
おトクなプランの中身を紹介しよう。
ダイバーにうれしい! 実質5日間で10本潜れるプランが登場!
今回紹介するプランは、実質5日間で10本潜れるという、効率よくダイビングが楽しめるものだ。
タオの海を最短日程で楽しみ尽くすために考えられた内容なので、初日は少々タイトなスケジュールになるが、会社の休みが取りにくい、1回の旅行でタオの海を潜りまくりたい、という人にはピッタリのプランだろう。
<モデルプランの例> 4泊6日 タオ島&サムイ島ダイビングツアー
1日目 | 22:00 羽田空港集合(関空、名古屋便もあり) |
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2日目 |
00:20 羽田→バンコク 早朝 バンコクでトランジット。サムイ島へ。 07:05 サムイ島 到着 08:00 セイルロックへ向けて出発(スピードボートを使用) セイルロックで2ダイブ。 13:30 サムイ島に帰着。 16:30 サムイ島→タオ島へフェリーで移動。 18:30 タオ島着。 |
3日目 | タオ島4ダイブ(オプションでナイトも可能) |
4日目 | タオ島4ダイブ(オプションでナイトも可能) |
5日目 |
午前 タオ島からサムイ島へ移動(フェリー) 陸上観光(エレファントライド、マッサージ、ショッピングなど) 夜 サムイから日本に向けて出発(バンコク経由) |
6日目 | 午前 羽田空港着 |
スピードボートで「セイルロック」に快適アクセス。
モデルプランは日本からタイへの夜行便に乗り、早朝にサムイ島に着くタイムスケジュールだ。
その後、すぐ「セイルロック」に向かうので体力的には少々厳しいが、その分、時間を有効に使うことができる。
通常、タオ島から「セイルロック」まではボートで片道約2時間はかかるが、サムイ島のスピードボートは片道約1時間でアクセスが可能。
また、ダイビングの後、その日のうちにタオ島に渡れるので、ゆっくり休んでから翌日のダイビングに備えることができる。
サムイ島とタオ島を結ぶフェリーは、パンガン島を経由して片道約2時間のアクセスとなる。
ポイントへ向かうボートから眺めた風景。タオ島は近年、リゾートが多く出来てきたが、まだまだ自然が多く残る島だ。
ナンユアン島の美しいビーチ。この島の周辺にもダイビングポイントが点在している。
タオ島で一日4ダイブを堪能。希望者はナイトもOK!
タンクの本数が稼げるのもこの海の魅力だ。
タオ島では、午前2本、午後2本で一日4本(ナイトもプラスすれば5本)が潜れる。
1本でも多く潜りたいダイバーにとっては最高の環境だろう。
水深は比較的浅いポイントが多いが、本数を多く潜るのでダイブコンピューターはあったほうがベター。
ダイビングスタイルは、ポイントのブイにボートをつけてエントリー&エキジットする。
ドリフトダイビングは行わない。(ポイントが他のボートで混雑している場合は、ブイにつながずにエントリーすることもある)
このエリアの最大の特徴は「流れない」ということ。
さらに全体的に水深が浅いので、ストレスが少なく、体に負担のかからないダイビングができる。
マクロだけでなく中層の群れなども含めて、フィッシュウオッチングをゆっくり楽しめ、カメラ派にとっても撮影がしやすい海だ。
ほとんどのポイントにブイが設置してあるので、潜降はブイ沿いに潜るので初心者でも安心。
「ツインズ」にはツバメウオが群れている。近くにはナンヨウツバメウオの姿も見られた。
ワヌケヤッコはこの海でよく見かける魚だ。濃いブルーのラインが鮮やかに目立つ。
ダイバーにとってのタオのベストシーズンは?
タオ&サムイはタイの東側タイ湾に位置し、シーズナリティは西側にあるプーケットとは異なる。
天候が安定し、ダイビングに適しているベストシーズンは3~10月と長い。
この時期、透明度、水温ともに高く、海も静かな日が続く。
水温は28~31℃前後なので3~5mmのウェットがあれば問題ない。
ギンガメアジの群れなどは、ベストシーズンの間はかなりの確率で見られるが、ジンベエとの遭遇率がアップするのは4~10月にかけて。
特にジンベエは、一度でるとしばらくはこの海域で頻繁に見られるようになる。
逆に避けたほうがいいシーズンは11~12月。
この時期は雨期にあたり、また波も高い日が多いのでおすすめはできない。
ベストシーズン中、太陽の光が強いので日焼け対策は忘れないようにしよう。
透き通った背ビレに黄色いドットが綺麗なヒメダテハゼ。ちょっとマニアックかもしれないが、生物のディテールを観察すれば、ダイビングはさらに楽しくなる。
ダイビングのあとは、サイリービーチでパーティナイト!
タオ島で一番賑やかなエリアがサイリービーチだ。
サンセット時は海に夕日が沈む様子が見られ、バックパッカー的な雰囲気が漂う居心地のいいビーチ。
周辺にはレストラン、バー、カフェ、お土産屋など、多くのお店が並んでいる。
昼も夜もタオ島を満喫した後は日本に帰る日を残すのみ。
最終日はフライトにもよるが出発まで時間があることが多いので、サムイ島でマッサージ、ショッピング、エレファントライドなどの陸上観光が楽しめる。
最後の最後まで目一杯遊べるこのプラン、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
もちろん、このプランは一例で、もう少し余裕のあるスケジュールを組むことも可能。
自分に合ったプランでタイを満喫しよう。
サンセット時のサイリービーチ。西の空を染める美しい夕日が見られる。
タイフード三昧もいいが、気分を変えてお洒落なイタリアンレストランに入ってみるのもオススメ。
大音量のクラブ系ミュージックで盛り上がるファイヤーダンス。ビーチ沿いのいくつかのバーで見られる。
★オススメ・ダイビング付きツアー
タオ島を潜りつくせ! 10ダイブ付コタオ パラダイスゾーン泊 6日間
※発着空港、ホテル、日程はアレンジ可能
★ダイビング付きツアー一覧
タオ島・サムイ島のツアー
今回の取材でお世話になったサムイダイビングサービスの自社ボート。2Fに広々としたスペースがあって快適! タオ島でのダイビングはこの船を使ってダイビングを使う。