2018年バハマドルフィンクルーズweek4〜ハネムーンカップルと子どもたちが乗船〜

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

子どもやハネムーンカップルの乗船で
アットフォームな雰囲気

今週は、17年ほど前に、2年間リピートしてくれたゲストが、2人の子どもたちを連れて、久しぶりに乗船してくれたり、別のリピーターがハネムーンで旦那さんを伴って、乗船してくれた。

メンバーはほぼリピーターだったので、僕の息子たちが乗船するときにもよく乗ってくれていたし、今までもハネムーンカップルをお祝いするイベントにも慣れていたので、全員で子どもたちのケアをしてくれたり、ハネムーンのお祝いの準備も手際よく進んだ。

バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

今週乗船してくれた子どもたち。お姉ちゃんのほのかちゃんに、弟のみつきくん
(注)うしろの方はお母さんではありません

バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

弟君の向かって右にいるのがお母さん

バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

お姉ちゃんが恥ずかしがって、親子3人そろっての撮影は、なかなか難しかった

あまりに皆が自然に子どもたちをケアしているし、子どもたちもとても人懐っこい二人だったので、クルーからは、「で、一体誰の子供たちなんだい?」と質問が出たほど、とてもアットホームな感じで過ごすことができました。

初日。曇り空で、海は若干波があった。7時過ぎにイルカが見つかり、8時まで泳ぐ。

バハマのイルカ(撮影:Takashi Masho)

今までに何人かの子どもたちがバハマのドルフィンスイムやメキシコのジンベエスイム、パースのアシカスイムに参加してくれた経験から言うと、だいたい、最初の1回目は、エントリー直前まで、「入る!入る!早く会いたい!」って興奮しているのだけど、準備をして、いざ海に入ろうとすると、ダイビングデッキなどに座って、目の前の海と、少し離れたところで泳いでいる大人たちを交互に視線を送りながら、「やっぱり・・・怖い」と諦める子が多い。

こういうときに、無理やり海に入れるとトラウマになって、なかなか海に入る決心がなくなるから、徐々に徐々に自信をつけさせてあげるのがいい。船上では、皆が子どもたちのケアをしてくれるけど、イルカが出たら、皆泳ぎたいから、子どもたちのケアは必然的に僕の担当になる。

初日、特にお姉ちゃんの方は、入る直前まで行って、入るのを躊躇したことを少し気にしているようだったが、二人とも、バウ(船首)についた沢山のイルカたちを船上から見て、喜んでいた。

イルカの方は、透明度がイマイチで、すでに暗かったそうだが、ゆったり泳いでくれたそう。1頭のイルカが、ビニール袋で遊んでいたので、ゲストの一人が回収した。しばらくの間、イルカが「おもちゃ返して!」って感じでそのゲストの周りをまとわりついていたそうだ。でも、ビニール袋は返せないよね〜、やっぱり。

バハマのイルカ(撮影:Kaoruko Inou)

ビニール袋で遊ぶイルカ

2日目。昨日よりも波が高い。この状況だと、子どもたちを海に入れるのは難しい。week3のベタ凪の半分でも、week4に分けてくれればよかったのに・・・と誰にともなく愚痴ってみたり。

午前中はイルカに会えずに終了。波が高いので、夜停泊するリーフの中でランチ休憩。子どもたちは、スノーケルの練習をして、少し自信をつけてくれたかな。二人のスノーケルの練習も、ほぼ全員のゲストが面倒を見てくれた。

バハマのドルフィンスイム(撮影:Hiroko Okuyama) バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治) バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

自分の長男と次男を何度も連れてきていて、小さい頃などは、リピーターの人たちが、イルカが二人の前に来るように誘導して泳いでくれたり、本当に良く面倒を見てくれたのを思い出した。

早く波がおさまって、子どもたちが自ら率先して海に入りたいと言ってくれるようなコンディションになればいいな。

午後も波は高かったが、午後6時くらいに20頭くらいのイルカの群れに遭遇。子どもたちとお母さんは、バウで皆が泳ぐのを、クルーと一緒に眺めていて、「明日は泳ぎたいな〜」とイルカと泳ぐことを徐々に楽しみにし始めていた。サロンにいるときは、何度もスコット船長が昔撮影したイルカの映像を眺めていた。

イルカとは、7時半くらいまで泳ぐ。波があったので、海がかき混ぜられて、水温的には、心地よかった。

バハマのイルカ(撮影:Takashi Masho) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:Takashi Masho)

波があり、ナイトドルフィンはできないので、その日のサンセットに、トップデッキでハネムーンカップルの撮影をしている間に、船内を飾り付けてささやかなお祝いをした。

バハマ(撮影:越智 隆治) バハマ(撮影:越智 隆治) バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

3日目。波はまだ若干ある。午前中イルカは姿を見せず。昼間は、ヘン・アンド・チキンの岩礁近くでダイビング。
ダイビング後は、子供たちと釣りを楽しんだりして過ごす。

バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)
バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

僕のヒゲに触って撫でるのがお気に入りになった、弟のみつき君

午後は7時にやっと3頭のイルカがバウに付く。1回トライして、どうにかスカは免れる。この日もまだ波がおさまらずに、ナイトドルフィンもやらずに、宴会。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

いよいよ子どもたちも
ドルフィンスイムにトライ!

4日目。海が穏やかになってきた。でも、この日も午前中は見つからず、エルドラドでダイビング。子どもたちはスノーケリングの練習に励む。

午後は、5時過ぎから北のイルカたち約20頭くらいに遭遇。スクラッチも姿を見せた。いよいよ、子どもたちもドルフィンスイミングにトライ。二人とも、ライフジャケットをつけて、小学6年のお姉ちゃんは、お母さんが手を引いて、小学3年の弟君は、僕が手を引いて、イルカのいる場所まで泳ぐ。幸い、イルカたちはまったりと泳いでくれて、クルーが水中バイクで、泳ぎの上手なゲストも、浮上するときに子どもたちの方へイルカが近づくように、泳いでくれて、4日目にして子どもたちも、船上からだけでなく、水中でもイルカと泳ぐことができた。

バハマのイルカ(撮影:Kaoruko Inou)

みつき君と僕の目の前で、しばらくゆっくりと泳いでくれたイルカに、感動していた

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

イルカを目の前に、嬉しそうに泳ぐお姉ちゃんのほのかちゃん

バハマのイルカ(撮影:Kaoruko Inou)

子供と泳ぐときには、TGトレッカーを持って撮影

途中からは、お母さんもイルカと泳ぎたいので、二人とも僕が手を引いてイルカのところへ連れて行ったりもした。子どもたちと泳ぐのが最初だったので、僕も手に持っていたのはTGトレッカーだったので、どうにか二人を連れて泳ぐことができた。

自分の息子の海友と颯友がまだ小さい頃、両方連れて、イルカと泳いでいた頃のことを思い出した。が、基本は保護者がしっかり連れて行けるようにして来られるのがベストです。



その様子を見て、リピーターの何人かが、一人の手を持って、泳いでくれたり、撮影をしてくれたり、子どもたちの最初のイルカとの遭遇を皆で手伝ってくれた。船上でも、海中でも皆で世話しているのを見て、クルーたちが、「で、結局この子たちの親は誰なの?」と何度も質問されるくらいだった。
皆さん、ありがとうございました。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

子供たちも、「イルカと泳げて楽しかった!イルカ可愛かった!」と大喜び。初日に海に入ることさえ躊躇していたのとは同じ子供たちとは思えないほど、成長したようにも見えた。

この日は、8時前まで泳ぎ続けて、そのままナイトドルフィンスイミングへ。弟君は疲れ切って眠ってしまっていたけど、お姉ちゃんの方は、ナイトドルフィンスイミングにも挑戦。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

ナイトドルフィンでは、目の前までやってくるイルカたちに、大喜びしていた、小学6年生のほのかちゃん

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

この日は、アジ系の幼魚がライトに集まってきて、ライトに照らされて、美しかった

ナイトでもスクラッチが姿を見せてくれた。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)
バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

触り方が気に入らないと、口を開けて文句を言いにくるスクラッチ

最終日の5日目。ベタ凪、快晴。この日も午前中はイルカたちは姿を見せず、ランチ休憩はエルドラドへ。3人がダイビングを楽しんだが、残りは、素足でのスキンダイビングの練習をしたり、子どもたちは、スノーケリングの練習したりして時間を過ごした。

バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治) バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治) バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

午後になり、6時前にイルカたちに遭遇。7時過ぎまで泳ぎ、子どもたちもまた、まったりと目の前まで来るイルカたちと泳ぐことができた。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

スクラッチ以外にも、何頭かのおさわりイルカが登場した

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

バブルリングをつくるイルカ

また、この日まで、子どもたちのケアで、なかなか撮影してあげることができなかった、ハネムーンカップルとイルカの写真もどうにか撮影することができた。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

week4に参加してくれた皆さん、お疲れ様でした。また来年参加されるかたは、また来年もよろしくお願いいたします〜。

バハマのドルフィンスイム(撮影:越智 隆治)

2019年バハマドルフィンクルーズ
スケジュール

2019年度のINTO THE BLUEがチャーターするドルフィンクルーズスケジュールは以下になります。
すでに、week3とweek4は仮予約ですが、満席になっています。

・week1 2019年6月7日(金)〜16日(日)(クルーズ乗船・8日〜14日)
・week2 2019年6月14日(金)〜23日(日)(クルーズ乗船・15日〜21日)
・week3 2019年7月12日(金)〜21日(日)(クルーズ乗船・13日〜19日)
・week4 2019年7月19日(金)〜28日(日)(クルーズ乗船・20日〜26日)

上記は、日本発着の日程になります。
ボート乗船は、土曜日から金曜日の7日間。
もし、10日間ではどうしても難しく、9日間で希望される方はご相談ください。

ご興味のある方はお問い合わせください。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)
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writer
PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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