2018年バハマドルフィンクルーズweek3〜3匹のバショウカジキ、おさわりイルカのスクラッチも登場!〜

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バハマのバショウカジキ(撮影:越智 隆治)

今週は、20年間、ずっと一緒に乗船してきたスコット船長ではなくて、若手船長のジェラルドが、キャプテンとして乗船した。リピーターにとっては、それ自体、大ニュースかもしれない。スコット無しで、はたして、どんなクルーズになったのか・・・。

バハマ(撮影:越智 隆治)

右が、新船長のジェラルド

べた凪の海で2時間半
ゆったりドルフィンスイム

初日は、グランドバハマ島ウエストエンド到着時から、快晴、べた凪。
ウエストエンドから、グレートアイザック島への移動途中で、3頭のミナミハンドウイルカがバウについて、しばらくバウライドをしてくれた。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

午後4時過ぎ、グレートアイザック島近くで、10数頭のイルカたちに遭遇。
べた凪だったので、まずは、バウライドの撮影を行った。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

この週は、初めて参加の人も多く、最初は皆がどれだけ泳げるかを様子見しながらのスタート。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)
バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

べた凪なので、水面に映るリフレクションを意識して撮影。なかなかうまくいかない

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

6時半まで2時間半近く泳ぎ続ける。特に最後の1回は、かなりゆったりした感じで泳げるようになってきたし、初日としては、良いドルフィンスイムができた。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

停泊地まで、2時間の移動があるので、まだまだ泳げそうだったけど、この日は、これで終了。停泊地に向かう途中で、フィッシングをして、カツオを釣り上げる。

早めにビールやラムを飲み始めたけど、結局夜中1時まで飲んで就寝。

2日目の夜
バショウカジキ登場!

2日目。朝スタート直後に、10数頭のイルカの群れを発見。2回ほど泳いだ後に激しい雨を伴ったサンダーストームが来て、泳ぐのは危険と判断して、中断。その後、午前中は見つからず、ビミニロード(アトランティスロード)に停泊。

バハマ(撮影:越智 隆治)

午後もイルカは見つからず、そのままナイトドルフィンスイミングの場所に移動してアンカリングしないでエンジンを止めて、船を流しながらイルカが来るのを待つ。

今まで見たこともないような数のトビウオの幼魚がボートを取り囲んで、すごい状況に。イルカが来ないかと待っていたら、2匹のバショウカジキが姿を見せたので、撮影をするために、すぐに準備してエントリー。トビウオの幼魚がバンバンぶつかってきたり、ラッシュガードにも入ってきたりする中で、3匹に増えたバショウカジキが近くに来るのを狙って撮影した。

メキシコで撮影していたときよりも、体の模様が美しく感じたのは、ライトを当てているからか、夜の捕食だからか。メキシコで撮影したときは、人の側に来ると体色をブロンズ色にしてしまって、あまり美しい感じではなかったが、今回はそんな警戒色を見せることはなかった。

バハマのバショウカジキ(撮影:越智 隆治)

その後も色々な魚を撮影していると、最後には、イルカも姿を見せてくれて、皆でナイトドルフィンスイミングを楽しんだ。

バハマ(撮影:越智 隆治)
バハマ(撮影:越智 隆治)

アトランティックフライングフィッシュ(タイセイヨウトビウオ)

終わった後は、アイリッシュダンスを習っている人にダンスを披露してもらったりして、午前4時まで呑んで、就寝。

3日目は、朝10時くらいからイルカと泳ぐ。

ランチ休憩では、エルドラドでダイビング。午後はなかなかイルカが見つからず、8時直前に午前中に泳いだ群れを発見して、20分ほど泳いで終了。すでに、夜のフィーディンググランドに移動途中だったので、かなり深い場所で泳いだ。海中も暗かった。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

ナイトドルフィンスイミングは、べた凪。5〜6頭のイルカが姿を見せてくれた。中には、生まれたばかりの赤ちゃんイルカを連れたお母さんイルカも。

4日目。午前中は、10時から12時くらいまでイルカと泳ぎ、ランチ休憩はサンドダラー拾い。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

午後も5時くらいから7時くらいまでイルカと泳ぐ。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

最終日におさわりイルカの
スクラッチも姿を表す

最終日の5日目も、9時くらいからイルカの群れを見つけて何度もアプローチするが、皆つれない感じ。最後の4頭で、やっと1時間弱ほど、一緒に泳いでくれた。

キャプテンのジェラルドと相談して、初日に泳いだ北の群れを探しに行くことに。最初は15頭のミナミハンドウイルカを発見して、トライするが、捕食中でこちらに興味を示してくれなかった。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

6時くらいに、遂に北のマダライルカの群れを発見!7時10分までイルカたちと泳ぎ続ける。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

この日、おさわり君のスクラッチも登場。接近してくるなり、僕にぶつかってきた。最初は、自分が他のゲストにぶつかったかな?と思って、「あ、すみません。」とジェスチャーして振り返ると、スクラッチだった。「おまえかよ!」と思わずツッコミを入れてしまった。嬉しくなって、撮影していると、潜ってる頭の上に乗っかってきたり、体を何度も押し付けてきたり、おさわり度合いは相変わらず。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

体をさすると、気持ちよさそうに、直立不動になって、目を細める

その後もスクラッチは、ゲストの皆との泳ぐ距離が近く、ほとんどの人がタッチできて、中には、ラビングしていたゲストも。そのゲストは、イルカとラビングできて、叫びまくっていたそうだ。そのシーンは見ていたけど、背中側から見ていたので、撮影できなかったのが残念。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治) バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)
バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

カメラを顔に3台つけて泳ぐゲスト。まるでスターウォーズに出て来るロボットみたい

最終日、スクラッチも含めて、フレンドリーな北のイルカたちと、沢山泳いで終了。

今週は、出港の初日から帰港の最終日まで、べた凪という最高のコンディションだった。個人的に一番の出来事は、やはり、ナイトドルフィンスイムで、バショウカジキが3匹出現し、かつ目の前で撮影できたこと。

初めて参加の人も多く、皆バハマのドルフィンクルーズを満喫してくれていた様子。イルカの絵を沢山描いてくれたゲストも。

バハマのイルカのイラスト(撮影:越智 隆治)
バハマのイルカのイラスト(撮影:越智 隆治)

イルカのイラスト

バハマ(撮影:越智 隆治)

week3に参加していただいた皆様、ありがとうございました。イルカがなかなか出なくてハラハラした時もありましたが、皆様のおかげで、楽しいクルーズになりました。ありがとうございます。来年も参加予定の方、また来年もよろしくお願いいたします。

バハマのイルカ(撮影:越智 隆治)

2019年バハマドルフィンクルーズ
スケジュール

2019年度のINTO THE BLUEがチャーターするドルフィンクルーズスケジュールは以下になります。
すでに、week3とweek4は仮予約ですが、満席になっています。

・week1 2019年6月7日(金)〜16日(日)(クルーズ乗船・8日〜14日)
・week2 2019年6月14日(金)〜23日(日)(クルーズ乗船・15日〜21日)
・week3 2019年7月12日(金)〜21日(日)(クルーズ乗船・13日〜19日)
・week4 2019年7月19日(金)〜28日(日)(クルーズ乗船・20日〜26日)

上記は、日本発着の日程になります。
ボート乗船は、土曜日から金曜日の7日間。
もし、10日間ではどうしても難しく、9日間で希望される方はご相談ください。

ご興味のある方はお問い合わせください。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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