楽し過ぎる件 @サウスレイテ
停電でアップが一日遅れ。楽しみにしていただいている方、すいません。
とにもかくにも、ダイビング最終日。
今日は対岸のポイントまで足を延ばす。
1本目は「Napantao mpa」。
ドロップオフのソフトコーラルに群れる尋常でない数のキンギョハナダイやパープルクイーンの華やかさといったらもう。
ドロップオフ沿いはやっぱりウミウシの宝庫。
2本目はいよいよシークレットポイント「ゴースト・タウン前」に潜る。
最大の目的はもちろん、まこ社長から「マネをさせろ」と指令のあったミミックオクトパス。
となると、水中の様子はこれまでのドロップオフ&リーフ上のサンゴというスタイルではなく、砂泥のダイビングになるのだろう。
こういうポイントを潜るダイビングを僕は「スーパー大瀬スタイル」と呼ぶ。
海外で言えば、レンベやトランバンに潜ると鼻血が出るダイバーたちが集まるスタイル。
果たして潜ってみると、そこはやっぱり毎週大瀬崎に通うダイバーを沈めてみれば、きっと鼻血を垂れ流すようなポイント(笑)。
そして、遂にミミックオクトパスの登場!
噂通りの変な奴。泳ぐ時はヒラメのような形になり、
1本だけ足を前に出して、砂をかいて進んでいく。
砂に埋まれば、顔だけ出してウミヘビの真似でもしているのだろうか。
絶対指令の遂行結果は……。これは帰国後に動画をアップします。
期待しないでくださいとだけ言っておきます(泣)。
あっという間の70分。
いや〜カメラを持って潜ればこのポイント、何時間でもいられます。
3本目はパスをしてナイトダイビングへ。
※日本の方がいっぱい潜りたい気持ちはわかりますが、
特に疲れのたまる終盤に1日4本というダイビングはオススメしません。
ナイトダイビングは「パドレ・バルゴス」という小さな町の港。
昼にも探索で一度訪れていたので、いかにも生活用水が流れているような、
なんのことはない海を見ていた僕たちの正直な最初の感想は、
「え! ここ潜るの?」
しかし、潜ってみたらこれまた鼻血もの。
ナイトでこれほど楽しいと思ったの、正直初めてかも。
ご一緒したマダムも「こんな楽しいナイト初めて」と。
ライトを当ててもまったく逃げないマンダリン(ニシキテグリ)。
念願のフロッグフィッシュ(カエルアンコウの仲間たち)ともご対面。
おすましバージョンとホラーバージョン
その他、シーホース(タツノオトシゴの仲間たち)やらエビ・カニやらわんさかと。
そして、極めつけはスターゲイザー(オコゼの仲間たち)の捕食シーン。
http://www.youtube.com/watch?v=NMhIw9–6bU
※テンジクダイ、すまん……。
お腹一杯・大満足の最終ダイブ。
ほどよい(?)生活排水の流入が、栄養分となって豊富な生息環境を生み出しているんだろうか。
水中で見つけた20ペソ。海と生活が密着していることを思わせる
ジンベエスイム+ダイビング9本。
サウスレイテの海、本気で最高です。
今年は雑誌やら何やらでプロモーションかかると思うので、人気が出ること必至。
正直、行く前は「どんな海なんだろ……」と不安の方が大きかったが、
パラオのひとつのショップに何十人も集まったGWに数人でこの海を独り占めできた幸せは、まさに賭けに勝った気分。
大型連休にわけのわからない海に潜る。クセになりそう。