冬の石垣島の風物詩・マクロ編と、予想以上によかった冬のダイビングポイントとは?

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冬の石垣島、取材中は天候に悩まされる日々でした。
せっかく暖かいのに、雨!
空はどんよりと曇り、降り注ぐ雨に加え、風まで吹き始める始末。

どうしたものやらと思っていると、「冬の風物詩、いきますか!」と。

冬の石垣島は実はウミウシ天国で、冬に「ウミウシだけを撮影するために入るポイント」もあるそうで、今回はそちらに案内してもらいました。

1ダイブで撮影したウミウシは
総勢15匹

Diving Service SUNNY SUNNYの寺本晃洋さんに連れられてやってきたのは、「宮良キンメの根・西」というポイント。

冬の時期は、米粒かそれ以下ほどの大きさのウミウシが観察できる時期で、私たちには何も見えない大海原から、ガイドたちは次々と見つけてきます。

「どうやって見つけてくるんですか?」と尋ねると、「ゴミかなと思って見ると、ちょっと動く」とのこと。

個人的にはゴミかなと思って見ても、うねりで全部動いているように見えるので、やはりプロの目は違いますね。

越智カメラマンも、「よく見つけてくるよね〜」と感心しつつも、実は全く別のことが気になっていたようで……。

「実はさ、スタッフの男性の指が太いから、そればっかり気になっちゃったよ」

(笑)

なんでも、指先が丸く太くなっている男性スタッフの指が、マクロレンズにウミウシとともに映し出されるようで、「そんな太い指でよくウミウシ潰さないよな〜」と思いながら撮影していたとのこと。

「俺なら確実に、ぶちゅってやっていると思う……見えないし小さいし、いなかったことにするね」と(笑)

そんなこんなで撮影したウミウシの数々は、2019年秋に公開予定のウェブマガジンで発表しますが、一部ちょこっとご紹介!

八重山エリアでしか見られないウミウシもいるので、マガジン共々必見です!

人気のピカチュウウミウシこと、ウデフリツノザヤウミウシ

人気のピカチュウウミウシこと、ウデフリツノザヤウミウシ

イガグリウミウシは冬から春によくみられる

イガグリウミウシは冬から春によくみられる

レアなリンカミノウミウシ

レアなリンカミノウミウシ

埃ほどしかない、小型なウミウシ、アオセンミノウミウシ

埃ほどしかない、小型なウミウシ、アオセンミノウミウシ

冬から春にかけて旬な人気種、ダンボウミコチョウ。これも極小サイズ

冬から春にかけて旬な人気種、ダンボウミコチョウ。これも極小サイズ

サンドロック・越冬するキンメモドキ

「ここのポイントだけ、なぜかキンメモドキがわっさーと冬でもいるんですよ」

そう言うのは、石垣島 Marine Service Selfishの内山俊樹さん。

「石垣島の南のポイントで、冬場にここまでキンメモドキが残っているポイントはないんじゃないかと思います。なぜかわからないけど、この根にだけいるんですよね」

なるほどと思いつつも、正直、越智カメラマンも私も始めは乗り気ではなかったんです(笑)

なぜかと言うと、キンメモドキやスカシテンジクダイは、目で見るとたくさんいるように見えるのですが、ワイドカメラで撮影すると、まばらに見えることが多いから。

「う〜〜ん」と呟きならが、越智カメラマンが先行して潜降。
私も続いて潜ると……予想外になんと、海底は真っ白な砂浜!

なんじゃこら! めっちゃ綺麗!

越智カメラマンも同じことを思っていたらしく、「ここ綺麗」とジェスチャーで会話。

想像以上に美しいかった砂地エリア

想像以上に美しいかった砂地エリア

少し進むと、薄ぼんやりと根が見えてきました。
あの根かなと思い、進むと、またしても、なんじゃこら!
本当にわっさーとキンメモドキがついています!

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個体も比較的大きく、ワイドレンズで撮影しても、まばらになることなく、素敵!

「期待してなかっただけに、めっちゃよかったよ!」と越智カメラマン。
風向きの影響もあり、冬にしか潜らないポイントのようですが、冬に来たらぜひリクエストしてみてください。

イッセンタカサゴがゆったりと群れる砂地は、まるで、粉雪が舞っているようだった

イッセンタカサゴがゆったりと群れる砂地は、まるで、粉雪が舞っているようだった

キンメモドキもですが、手前の白砂のエリアも広く、おすすめです!

取材協力

Diving Service SUNNY SUNNY

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Address:〒907-0023 沖縄県石垣市字石垣340番地3城間アパート1F北
TEL0980-87-0411
FAX:0980-87-0082
E-mailinfo@sunnysunny.net
URLhttp://sunnysunny.net/
石垣島の太陽のように明るく朗らかな雰囲気で皆様をお迎えしたいという思いで、アットホームに石垣島の海を案内してくれる。
オーナーの寺本さんは、マクロにもワイドにも強くこだわりをもっていて、驚いたのは独自の考察で潮の流れを予測するのが得意なこと。
見た目はワイルド系?だが、きめ細やかなサポートで石垣の海を案内してくれる。

石垣島 Marine Service SelFish

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Address:〒907-0023 沖縄県石垣市石垣1804-2
TEL0980-87-6313
E-mailselfish.ishigaki@gmail.com
営業時間:AM8:00~PM8:00
定休日:不定休
URLhttps://selfish-ishigaki.com/
「Self」自分自身で「Fish」水中を自由に泳ぎまわる魚のように、そして、本来の意味「ワガママ」に八重山の海を楽しんでもらいたく「SelFish」と名付けられた。夫婦2人で営む小さなショップだからこそできるきめ細かなサービスが自慢で、22名乗りのボート「AKI SUN」に1日の定員を基本10名前後でゆったりと海を案内してくれる。

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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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