バヌアツ共和国でのジュゴンリサーチ。赤鬼、青鬼ブラザーズ

バヌアツ共和国でのジュゴンリサーチ

ニューカレドニアから、一時バヌアツへ。
首都のあるポートビラのあるエファテ島から、セスナで40分北上したところにある、エピ島へ向かった。

目的は、ジュゴンの撮影。
ジュゴンが生息していると言われているのは、エピ島のラーメン湾。LAMEN BAY。
実際の発音はラマンに近いけど、日本人の僕らは、「ラーメン、ラーメン」と言っていた。

バヌアツには、エロマンガ島というのもあって、一度行ってみたいなとも思うのだけど、「何かある島ですか?」と訪ねると「いや、特に何も無いです」と言われた。
まあ、そうだよね。

で、ジュゴンは、エピ島のラーメン湾とその沖にあるラーメン島のリーフの浅瀬に出没すると聞いていたので、毎日船を出してもらい捜索。

結果、毎日ジュゴンには会うことができたのだけど、そんなにめちゃくちゃフレンドリーってほどでも無かった。
でも水中で撮影できるだけでも、他の海に比べれば感動モノだ。
場所によっては、距離を保ちながら一緒に泳げるという感じだった。

バヌアツ共和国でのジュゴンリサーチ

ジュゴンは毎日海中で遭遇

船を出してくれたのは、赤鬼、青鬼ブラザーズと名付けた、ラーメン島出身のデビッドとゲネット兄弟。
顔は恐いのだけど、めちゃくちゃ面白くてマイペースな二人で、個人的には、ジュゴンに会ったことよりも、この二人に会った事の方が貴重?かなと思えた。

いつも、白目が充血してるから、絶対前の日にカバ飲み過ぎてんだろうな〜、こいつら、と思っていたのだけど、ある日僕がカバでフラフラになったって話したら、「カバなんかやるから、皆働けなくなるんだ!」と青鬼ガネット(弟)。
「島には、フルーツやナッツが豊富にあるから、働かなくても生きていけるんだよ。それが問題だ」と赤鬼デビッド(兄)。

バヌアツ共和国でのジュゴンリサーチ

左が赤鬼デビッド、右が青鬼ガネットの、赤鬼、青鬼ブラザーズ

「え、でも二人ともカバ飲むでしょ?」と訪ねると、二人とも「あんなもの、飲まない」との返事。
じゃあ、目が充血してるのは何故なのかと思い、「酒は飲むでしょ?」と訪ねると、真顔で「酒も怠惰になるから飲まない」という。
「じゃあ、タバコは?」、「吸わない」という。
う〜んでもどう見ても、何かやってそうな顔だと思い、「あ、もしかしてマリファナとかやってるのかな?」と聞くと、「マリファナなんて、犯罪だぞ!捕まっちゃうんだぞ!」と語気を荒げる。

外見からは想像も付かない程、意外な優等生振り。
・・・・人は見かけで判断しちゃいけないんだな〜と感心していたら、「でも、ジギジギはする」、「うん、ジギジギはする」と二人意見が一致。

「何ジギジギって?」と訪ねると、エッチの事らしい。
別にそんな事聞いてないんですけど(笑)。

で、結局目が充血してるのは、何故なのかな?と訪ねたら、「海に出て、一生懸命ジュゴン探してるからだ」と主張。
の割には、一回見つけると満足して、急にやる気が失せてるところが、笑える。

この二人の事を語り出したら、止まらなくなりそうなので、この辺で。

バヌアツ共和国でのジュゴンリサーチ

船はチャーターだったけど、エピ島から、ラーメン島に渡りたい人を乗せて 行くこともしばしば

エピ島のジュゴンに興味のある人は、唯一日本人スタッフのいる現地旅行会社・South Pacific Toursの大数加さんへ。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。